タイヤのサイドウォールをよく見てみると、赤とか黄色の丸がペイントされているものがある。使用していけば消えてしまうものだが、これにはなんか意味があるものなの? モータージャーナリスト、こもだきよし氏が解説する。

タイヤのサイドウオールは情報のかたまり

タイヤのサイドウオールには、たくさんの情報が詰まっている。何万km走っても消えずに残っているブランド名、タイヤサイズ、製造年週。さらにセリアルナンバーを読めば製造工場などもわかる。それだけではなく、新品のときには見えていても数カ月走ると消えてしまうマークなどもある。
 
ここでは新品のときにしか見られないマークの解説をしよう。

黄色いマークは「軽点」をあらわす

黄色で丸いマークは通常「軽点マーク」と呼ばれるもので、タイヤを水平に置いたときに一番軽いポイントに打たれるマークだ。

ホイールでは空気を入れるためのバルブが付くところが重くなると考えられるから、タイヤを組み込むときに黄色い「軽点マーク」はバルブに合わせるのが標準的だ。

赤いマークは「いちばん出っ張っている」ところ

赤い丸いマークが付いているタイヤもある。これは「ラジアルランナウト」といって、タイヤを回転させたときに一番出っ張っているところに付けるマークだ。

これは新品のホイールに付いている、白い「ボトムマーク」に合わせる。タイヤの一番出っ張っているところとホイールの一番凹んでいるところを合わせ、まん丸に近づけるためだ。

タイヤもホイールも新品ならタイヤの赤い「ラジアルランナウト」とホイールの白い「ボトムマーク」を合わせるのが標準的な組み込み方だ。

走ると摩耗し、ラジアルランナウトも軽点も変わるからすぐに消えるマークになっている。ホイールも同様、古いものと組むときには変化しているからそれらのマークは役に立たない。

最初からそんなマークが付いていないタイヤもある。これはそのメーカーのポリシーなのだが、製造品質が高くタイヤがバランスよくできているので組付けのときに、軽点もラジアルランナウトも考慮しなくて良いというアピールだ。

画像: ▲この黄色いマルが「軽点マーク」。この部分とバルブを合わせて組むのが一般的だ。このマークは国産タイヤにはあるが、ミシュランなど海外メーカーのタイヤには存在しないこともある。

▲この黄色いマルが「軽点マーク」。この部分とバルブを合わせて組むのが一般的だ。このマークは国産タイヤにはあるが、ミシュランなど海外メーカーのタイヤには存在しないこともある。

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