モータースポーツファンにとってGWと言えば「富士GT」、すっかり恒例となった5月の第2戦は真夏を思わせる灼熱のレースとなりました。ドライバーにとって過酷なこのレース、もちろんマシン、特に「あの」パーツにとっても...。
画像1: 2016スーパーGT【GT500編】scene02 Rd02 富士スピードウェイ

5/3に行われた公式予選、開幕戦では下位に沈んだホンダNSX勢に復調の兆しが。
15号車 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT、100号車 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT の2台が予選Q1を突破し、Q2でそれぞれ6番、8番グリッドを手にしました。

画像2: 2016スーパーGT【GT500編】scene02 Rd02 富士スピードウェイ

前戦の岡山に続き、今回もQ1のトップは46号車 S Road CRAFTSPORTS GT-R 千代勝正選手。
GT500までの道のりは決して順風満帆とは言えませんでした。不遇の時代を我々も知っているだけに、嬉しく感じてしまいます。
先輩格の本山哲選手もQ2で2番手タイムをマーク。昨年に続き富士のフロントロウを獲得しました。

画像3: 2016スーパーGT【GT500編】scene02 Rd02 富士スピードウェイ

そしてポールポジションは、こちらも昨年と同じく12号車 カルソニック IMPUL GT-R が、コースレコードで獲得。誰が付けたかその名も「青い新幹線」
Q2アタックを決めたJ・P・オリベイラ選手に星野一義総監督から祝福のキス!後ろ向きでもインパクト大です。

画像4: 2016スーパーGT【GT500編】scene02 Rd02 富士スピードウェイ

翌5/4、明方に激しく降った雨がウソの様に乾き、路面温度はグングン上昇していきます。
フロントロウはポール12号車、2番手46号車のGT-R勢。
3番グリッドに38号車 ZENT CERUMO RC F をはさんで4番手が1号車 MOTUL AUTECH GT-R、5番手に39号車 DENSO KOBELCO SARD RC F。日産の牙城にレクサス勢が虎視眈々。

画像5: 2016スーパーGT【GT500編】scene02 Rd02 富士スピードウェイ

14時03分、110周のレースがスタート。12号車オリベイラ選手がスタートダッシュ。ゴールまでの距離は500km、全車2回のピットストップが義務付けられています。

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トップ12号車は後続とのギャップを広げ独走状態ですが、3番手の38号車レクサスが2番手46号車を逃がさずピタリとマーク。46号車本山哲選手と38号車立川祐路選手のベテラン同士の駆け引きが始まります。

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46号車が何とかリードを広げはじめると、今度は同じくミシュランタイヤを装着した1号車GT-Rロニー・クインタレッリ選手もペースアップ。そして15周目には38号車を抜いて3番手に。

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しかし17周目に今度は38号車が1号車をパス。再び3番手に上がると、その勢いで46号車を追撃。
その後、27周目には46号車を抜き2番手に上がります。トップの12号車GT-Rとレクサス勢はブリヂストンタイヤ。ここまでのところタイヤ戦争は互角です。

画像9: 2016スーパーGT【GT500編】scene02 Rd02 富士スピードウェイ

トップ争いこそ加われませんが、この富士でNSX勢は健闘しています。
15号車が5番手、100号車が6番手を走行し、中団グループのレクサス勢に引けを取りません。着実に走ってポイントを獲得し、シーズン中盤からの巻き返しに賭けたいところです。

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3番手46号車は32周目にピットイン、本山選手から千代選手に交代。2番手38号車は翌33周目に石浦宏明選手に。そしてイキのいい走りを見せる46号車の千代選手は、43周目に38号車をパスし2番手に返り咲きます。トップの12号車は38周で安田裕信選手へチェンジ。

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レース中盤は膠着状態となり大きな順位変動はありませんでしたが、2回目のピットストップが見えてきた72周目、100号車NSXの左リヤタイヤがバースト、セーフティーカーが導入されます。燃料がギリギリの46号車は、ペナルティ覚悟でSC導入中の76周目にピットイン、順位を大きく落としてしまいます。38号車は何とかSC解除までピットインを延ばすべく我慢の走行を続けますが、SC解除となった78周目、まさかのガス欠でリタイアしてしまします。

画像12: 2016スーパーGT【GT500編】scene02 Rd02 富士スピードウェイ

2回目のピット後も実質トップでコースに戻った12号車ですが、その後ピットインした1号車NISMOが驚異的なピット作業で、何と12号車の前に出たのです。
10周以上に及ぶ1号車クインタレッリ選手とのテール・トゥ・ノーズの末の96周目、ついに12号車オリベイラ選手がバトルを制します。このままトップチェッカーに向けてラストスパート!か?
しかし107周目、タイヤのバーストで12号車はレースを終えることとなります。灼熱の富士の路面は12号車の左リヤタイヤを徐々に蝕んでいたのです。

画像13: 2016スーパーGT【GT500編】scene02 Rd02 富士スピードウェイ

レースは予定通り110周でチェッカー。1号車 MOTUL AUTECH GT-R の開幕2連勝にグランドスタンドは盛り上がります。ファンの声援に応えるクインタレッリ選手。一方、オリベイラ選手はコースサイドにしゃがみこんだまま動けません。周回数からみれば実に97パーセントまで、勝利は12号車 カルソニック IMPUL GT-R のものでした。でもこれがレースなのですね。

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終わってみれば、2位、3位にはレクサス勢が入賞。39号車ヘイキ・コバライネン選手は初表彰台、今にして思えばこれがSARDの快進撃の伏線となりました。そして37号車も2戦連続の表彰台。NSXの最上位は8号車ARTAの6位でした。序盤にコースサイドを沸かせた46号車は7位でフィニッシュしています。ファステストラップは4台目のGT-R、24号車佐々木大樹選手が記録しました。
次回は真夏の3連戦の第1幕、スポーツランド菅生戦です。
(PHOTO:井上雅行)

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