前日の興奮も冷めやらぬ翌11/13(日)、ついにシリーズ最終戦を迎えました。チャンピオン争いは前日優勝の39号車DENSO KOBELCO SARD RC Fが61pt、昨年王者の1号車MOTUL AUTECH GT-Rが58ptと僅差で続き、54ptの6号車WAKO'S 4CR RC Fまでがチャンピオン候補です。
画像1: 2016スーパーGT【GT500編】scene08 Rd08 ツインリンクもてぎFINAL

午前中の予選はまたしても39号車DENSO KOBELCO SARD RC Fが最速タイム。前日のコバライネン選手に触発されたのか、覚醒した平手晃平選手がポールポジションをゲットしました。

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チャンピオン最有力となった39号車、チェッカー模様のフィニッシュラインを一番に駆け抜ければ、チーム創設以来初となる、悲願のシリーズ王者となるのです。

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昨日と同じく53周250kmの決勝がスタート。ポールから飛び出すは39号車平手選手、2番手スタートの37号車KeePer TOM'S RC Fの平川亮選手、3番手の6号車アンドレア・カルダレッリ選手が続きます。

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ポールの勢いそのまま、39号車が快走。その後方でオープニングラップに37号車をかわした6号車が2番手へポジションアップ。レクサス陣営はガチでこの2台にチャンピオン争いをさせるようです。

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上位陣がピットイン、タイヤ交換を行ったのに対し、1号車NISMOはタイヤ無交換で逆転を狙います。結果7位までポジションを上げるもトップ争いには届きません。

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2016シーズンで活動休止となる15号車 ドラゴモデュ-ロNSXも最後のピットイン。武藤英紀選手がOKサインを出した先にいるのは道上龍監督。このレース、リタイアに終わってしまいましたが、結成2年目のチームがシリーズ後半を盛り上げたことはファンの記憶にしっかりと残りました。

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ドライバー交代後、6号車の大嶋和也選手がペースアップし39号車コバライネン選手の背後に迫ります。例え抜いたとしても1pt差でチャンピオンには届かないのですが、意地を見せます。
テール・トゥ・ノーズのままゴールまであともう少し。果たしてトップチェッカーの行方は?

画像8: 2016スーパーGT【GT500編】scene08 Rd08 ツインリンクもてぎFINAL

6号車を押さえた39号車コバライネン選手が先頭でゴール!TEAM SARD悲願の初タイトルが決定しました。平手晃平選手、左手はしっかり握っていてくださいね。

画像9: 2016スーパーGT【GT500編】scene08 Rd08 ツインリンクもてぎFINAL

パルクフェルメで抱き合う2人。TEAM SARDの2016年はコバライネン選手を1stドライバーに起用、その真価を見極めなおかつ、2nd平手選手の成長に賭ける体制。見事実を結びました。

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39号車のTEAM SARDにとってはチーム創設以来初の戴冠!こんな老舗のチームが初タイトルとは、大きな驚きと感動です。そしてシリーズ2位には6号車のTEAM LEMANが。3位入賞のTEAM WedsSport BANDOHはランキングを4位に上げ、見ての通り表彰台はLEXUSに占拠されました。
1号車NISMOは連覇ならず、シリーズ3位に。

振り返れば、開幕4連勝で序盤を席巻したGT-R、中盤に速さを見せてきたNSX、確実に入賞を重ねながら終盤華を咲かせたRC Fと、とても見ごたえあるシーズンでした。
GT500クラスの2017年は全て新型車両に置き換わります。それぞれの戦闘力は未知数、昨年とは違った展開になると思われます。ぜひとも素晴らしいレースを魅せてもらえることを期待つつ、今シーズンの開幕を待ちたいと思います。
(PHOTO:井上雅行)

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