駆け足でお送りしてます2016年GT300シリーズ、第2弾です。目まぐるしく入れ替わるポイントランキングの様子をお楽しみください。エヴァRT号もチラッと出てます(見つかるかな?)

まずはスポーツランド菅生の第4戦から。
(第3戦オートポリスは、11月にツインリンクもてぎで代替開催)

画像1: 2016スーパーGT【GT300編】scene02 Rd04菅生 Rd05富士

ポールスタートは25号車VivaC 86 MC、2番手に31号車プリウスapr GT、3番手61号車BRZ R&D SPORTとJAF-GT勢がトップ3を形成。この後1コーナーで61号車BRZが31号車プリウスのインを突き2位に浮上します。

画像2: 2016スーパーGT【GT300編】scene02 Rd04菅生 Rd05富士

トップを独走するかに思われた25号車ですが、25周目に5号車マッハ車検MC86のクラッシュによりセーフティーカー出動。ラップダウンのマシンを挟んで2番手61号車、3番手浮上のGAINER TANAX AMG GT3、そして31号車との間隔が詰まります。

画像3: 2016スーパーGT【GT300編】scene02 Rd04菅生 Rd05富士

SC解除後、上位陣が全てピットインを済ませると、何と88号車マネパ ランボルギーニ GT3がトップに。GT500クラスの24号車同様、彼らもタイヤ無交換作戦を敢行していたのです。しかしながら60周を過ぎたあたりからタイヤに限界をむかえ、最終的には6位でフィニッシュ。

画像4: 2016スーパーGT【GT300編】scene02 Rd04菅生 Rd05富士

88号車を抜き去り、レース終盤にトップを奪ったのは31号車でした。71周目、18号車UPGARAGE BANDOH 86のクラッシュにより赤旗中断となり、70周終了時点で先頭を走っていた31号車がそのまま優勝となりました。

画像5: 2016スーパーGT【GT300編】scene02 Rd04菅生 Rd05富士

2位、3位には25号車86と61号車BRZが入賞。この2台、市販車では兄弟車種ですがGT300では全く異なるマシンスペックなのです。86がマザーシャシー使用の4.5リッターV8NAエンジン搭載という完全レース仕様なのに対し、BRZのエンジンは2リッター4気筒水平対向ターボ、シャーシーも市販車の面影を色濃く残したものとなっています。

画像6: 2016スーパーGT【GT300編】scene02 Rd04菅生 Rd05富士

左から25号車 土屋武士・松井孝允組、31号車 嵯峨宏紀・中山雄一組、61号車 井口卓人・山内英輝組。JAF-GT勢が予選の勢いそのままに表彰台に乗ることとなりました。25号車は2戦連続で表彰台、この時点でランキングトップに。

続いて2週間後に行われた第5戦です。再び富士スピードウェイから。

画像7: 2016スーパーGT【GT300編】scene02 Rd04菅生 Rd05富士

第2戦富士同様に、55号車ARTA BMW M6 GT3がポールスタート。2番手は21号車Hitotsuyama Audi R8 LMSが大躍進、51号車JMS LMcorsa 488 GT3も予選3番手。久々にアウディ、フェラーリが上位陣に加わります。

画像8: 2016スーパーGT【GT300編】scene02 Rd04菅生 Rd05富士

61号車BRZ R&D SPORTが順位を上げ、トップ3は55号車BMW、21号車Audi、61号車BRZ。互いを牽制しながら周回を重ねます。

画像9: 2016スーパーGT【GT300編】scene02 Rd04菅生 Rd05富士

途中セーフティーカーが入りますが、解除後も順位は変わらずピットインのタイミングに。大きな波乱も無く、レースは淡々と進行していきます。

画像10: 2016スーパーGT【GT300編】scene02 Rd04菅生 Rd05富士

レース終盤、ペースの鈍った55号車を21号車が猛追。ラスト3周はテール・トゥ・ノーズの攻防を繰り広げます。そして最終周の最終コーナー、55号車のスリップストリームから抜け出た21号車がストレートで55号車に並びかける...

画像11: 2016スーパーGT【GT300編】scene02 Rd04菅生 Rd05富士

も、最後は55号車BMWが逃げ切りトップチェッカー。ゴールラインでの両者の差は0.106秒というものでした。逃げ勝った小林崇志選手はフラフラになりながらも勝利のサイン。右隣の高木真一選手は余裕の笑顔。第2戦富士で2位となった悔しさを晴らすとともに、ランキングでトップに立ちました。

画像12: 2016スーパーGT【GT300編】scene02 Rd04菅生 Rd05富士

逆転優勝とはいきませんでしたが、2位となったリチャード・ライアン、藤井誠暢選手を称えるアウディの旗が揺れています。富士SWがまるでル・マンみたい?
結果も海外レースさながら1,2位、そして4~9位をFIA-GT3勢が占めることに。JAF-GT勢で孤軍奮闘した61号車は2戦連続で3位です。

さて、次回は真夏の鈴鹿1000kmです。ボーナスポイントが付くこのレース、年間チャンピオン獲得のためにも上位フィニッシュが必須。長丁場ですので単独でお届けします。
(PHOTO:井上雅行)

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