「フェラーリを凌ぐスーパーカー」なんていうキャッチコピーでは物足りない。本当にスペシャルなハイパースポーツ『アストンマーティン AM-RB 001』の開発プロジェクトが、ますます衝撃的な展開を見せはじめている。

世界屈指の有力サプライヤーがこのスーパーマシンにすべてを注ぎ込む

画像: 世界屈指の有力サプライヤーがこのスーパーマシンにすべてを注ぎ込む

2016年7月に公式発表された「AM-RB 001」の開発計画だが、約半年を経た2017年2月、新たなプレスリリースが配信された。エンジン、トランスミッション、ボディ、ブレーキや、ハイブリッドシステム、制御系など、すべての構成部品をめぐる特別な「パートナーシップ」が明らかになったのだ。

エンジニアリングを進めているコアは、もちろんアストンマーティン。バイスプレジデント兼チーフ・スペシャル・オペレーションズ・オフィサーのデイビッド・キングが先頭に立つ。そこにエイドリアン・ニューウェイが率いるレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズが加わって、開発が進められている。

画像: 電子制御システムは『ボッシュ』が担当。フルLEDのヘッドランプとテールランプは、ライトメーカーとして長い伝統を誇る英国ワイパックが供給する。

電子制御システムは『ボッシュ』が担当。フルLEDのヘッドランプとテールランプは、ライトメーカーとして長い伝統を誇る英国ワイパックが供給する。

そのコンセプトは「公道走行可能なクルマのパフォーマンスを改めて定義するハイパーカー」。たとえばニューウェイはこのマシンの開発にあたって「F1と同レベルのチームワークが要求されます」とコメント。キングもまた「このクルマとともに自動車の既成概念を打ち破ろうとするのです」と、多くの困難に対する魅力的な挑戦に臨む喜びを語っている。

ニューウェイが誇らしげに告げた「力を合わせて、革新的なエンジニアリングの芸術作品を生み出す」パートナーたちは、2019年の納車を目指して走りはじめた。公道バージョンは150台以下、サーキット専用バージョンを合わせても最大で175台しか製作されないという。

だがおそらく、このAM-RB 001の本当の価値は希少性にはない。これだけの職人軍団が1台のクルマを作り上げるというプロセスそのものが、あまりにも贅沢で、あまりにも貴重なのだと思う。

画像: Aston Martin and Red Bull launch the AM-RB 001 Hypercar www.youtube.com

Aston Martin and Red Bull launch the AM-RB 001 Hypercar

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◎6.5L自然吸気V型12気筒エンジン『コスワース』

アストンマーティンの心臓部とは、エンジンであることに疑いの余地はありません。AM-RB 001であればなおさらでしょう。そこで伝説のエンジンビルダー、コスワースに白羽の矢を立てました。F1をはじめとするモータースポーツでその名を知られ、量産用ハイパフォーマンス・エンジンの製作でも長い経験を持つこの英国企業は、AM-RB 001専用の高回転型6.5リッター自然吸気V12エンジンの設計と製作を担当します。(アストンマーティン・ジャパン プレスリリースより抜粋)

◎7速パドルシフト・トランスミッション『リカルド』

コスワース製オールニュー・ユニットと組み合わされるのは、同じく専用設計の7速パドルシフト・トランスミッションです。リカルドがレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズの仕様に合わせて設計開発したギアボックスは、コスワースV12にとって理想的なパートナーです。ギリギリまで贅肉を削り落として最高レベルの効率を追求する究極のハイパーカーを製作するという信念、そしてレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズの綿密なシミュレーションの下、リカルドはニューウェイ独自の妥協なき世界観を具体化するための高度なエンジニアリング・ソリューションを提供します。(アストンマーティン・ジャパン プレスリリースより抜粋)

◎ハイブリッド バッテリーシステム『リマック』

AM-RB 001のV12エンジンは、公道走行可能な究極の内燃機関です。アストンマーティンとレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズは、これだけでは満足せず、リマック製ハイブリッド・バッテリー・システムを採用します。クロアチアに本拠を置く同社は、ハイパフォーマンス・バッテリーの世界的リーダーであり、世界初(同時に世界最速)の電気自動車ハイパーカー、コンセプト-ワンにおいて、自らの実力と可能性を証明しました。(アストンマーティン・ジャパン プレスリリースより抜粋)

◎カーボンファイバー モノセル『マルチマティック』

究極の軽量化を追求するAM-RB 001には、カーボンファイバー・モノセルが採用されます。このセルの製作担当は、One-77、アストンマーティンVulcanなどのプロジェクトでもテクノロジーパートナーを務めたマルチマティックです。同社の経験とレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズがF1世界選手権で得た設計・製作の知識が相まって、究極のボディセルが生み出されます。(アストンマーティン・ジャパン プレスリリースより抜粋)

◎ブレーキングシステム『アルコン』『サーフェス トランスフォームズ』

1:1の驚異的なパワーウェイトレシオを標榜するAM-RB 001には、パワートレーンの能力を超えるブレーキング・システムが必要です。アルコンとサーフェス・トランスフォームズの2社が強力なタッグを組み、軽量ハイパフォーマンス・キャリパーとカーボンディスクを供給、圧倒的なストッピングパワーを生み出します。(アストンマーティン・ジャパン プレスリリースより抜粋)

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