以前にも一度紹介した、ヤリス(日本名ヴィッツ)のWRC参戦記念車(仮称)。その全貌が3月7日から始まるジュネーブショーで明らかになる!
画像: 欧州ではWRC参戦記念車として、ご覧の派手なカラーリングで発売されるようだ。

欧州ではWRC参戦記念車として、ご覧の派手なカラーリングで発売されるようだ。

欧州トヨタがジュネーブショーでの公開を明らかにしてから早くも2カ月近く。そのあいだには、ヤリスWRCが開幕緒戦でいきなり2位、第2戦のスウェーデンではいきなり優勝とさい先の良いスタートを切っている。「ラリーのトヨタ」の面目躍如だが、そんなWRカーのイメージを市販車にフィードバックしたのが、このWRC参戦記念車だ。ホリデーオート編集部にも、その市販に向けたさまざまな情報が入っている。今回はそれらをまとめて、編集部予想としてお伝えしよう。

まず気になるのはエンジン。すでに210馬力以上を発生するハイパワーエンジンを搭載することは公表されているが、詳細はまだ明かされていない。このエンジンこそ、あのロータス・エリーゼに搭載されている2ZR-FE だ。2ZR-FEはトヨタがロータスに供給しているエンジン。ロータスはこのエンジンにイートン社製スーパーチャージャーを装着し、220馬力を発生するスポーツユニットへと変貌させている。WRC参戦記念車には、まさにこのエンジンが搭載される。

画像: 搭載エンジンは、ロータス・エリーゼ(写真)と同じ。相当、速い!

搭載エンジンは、ロータス・エリーゼ(写真)と同じ。相当、速い!

次いでボディ関連。今回の記念車はパリ郊外のトヨタ工場で生産される。ベースになるのは3ドアボディだ。ここで欧州向けに400台前後が生産される。ボディカラーは、WRカーのイメージを反映した、レッドとブラック、そしてホワイト地の目にも鮮やかなペイントが施されるという。もちろん、シャシ&足まわりも大幅に強化され、WRC参戦記念車の名に恥じない仕上がりを目指しているようだ。

画像: 生産はパリの工場が担当。3ドアボディをベースに、欧州向け400台、日本向け200台が生産される模様。

生産はパリの工場が担当。3ドアボディをベースに、欧州向け400台、日本向け200台が生産される模様。

そして最後は日本仕様の詳細だ。上記仕様を元に国内では「ヴィッツGRMN」として200台が輸入・販売される見込み。3ドアボディ&6速MTに変更はないものの、右ハンドルになるほかエクステリアにも若干の変更が加わるという。またカラーリングも大人しくなって、ホワイトのままになりそう。

国内発表は10月の東京モーターショー。そこから先行予約が開始され、実際に納車が始まるのは年末〜年明けになるかもしれない。折しも今年10月には、従来の「エリア86」が発展解消し、新たに「GRガレージ」としてトヨタ・スポーツの発信基地としての機能を強化する。ヴィッツGRMNはその露払い的な役割も兼ねているはずだ。

画像: 日本仕様は東京オートサロンで発表された「TGR」のようなエクステリアになるかも!?

日本仕様は東京オートサロンで発表された「TGR」のようなエクステリアになるかも!?

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