1980年代のWRCで大活躍を見せた伝説のドライバー、ワルター・ロールが70歳の誕生日を迎えた。現在、同氏がブランドアンバサダーを務めるポルシェが、これを記念してドイツ・シュツットガルトのミュージアムで特別展示会を開催する。
画像: ワルター・ロールとポルシェ911ターボ(997)、2007年に撮影されたものだ。

ワルター・ロールとポルシェ911ターボ(997)、2007年に撮影されたものだ。

ポルシェとともにあった70年

個人的には1980年代半ばにアウディクワトロによりWRCを席巻したことが強く印象に残っている伝説のドライバー、ワルター・ロール。2017年3月7日に70歳の誕生日を迎えたが、1993年以来、ポルシェのテストドライバーを務めており、まもなくヴァイザッハ開発センターのテストコースのコーナーに彼の名前が冠されるという(ポルシェはヴァルター・レアルと表記している)。

実はワルター・ロールはフォード、オペル、フィアット、ランチア、アウディのファクトリードライバーとして活躍しながら、プライベートで911によってラリーに出場してポルシェとの関係を深めていた。

画像: ポルシェ924カレラGTSと924ターボの間に立つワルター・ロール。1981年撮影。

ポルシェ924カレラGTSと924ターボの間に立つワルター・ロール。1981年撮影。

そして、1993年からはポルシェのテストドライバーになり、911などはもちろんのこと、カレラGT、918スパイダーなどのスーパースポーツカーの開発においても大きな貢献をしている。

ポルシェにして「レアル(ロール)のように知的なアプローチでポルシェの理念を具現化できる人物は誰もいません」と言わせるほどの功労者なのだ。さらに付け加えるならばロールはメディア向けの国際試乗会に顔を見せることも多く、ときにジャーナリストを助手席に乗せ、その巧みなテクニックを間近で披露してくれる。そうしたときの応対は実に紳士的でジャーナリストで彼のファンは非常に多い。

こうした各方面から高い評価を受けているワルター・ロールの70歳を記念して、ポルシェミュージアムで3月14日から5月14日まで特別展示会が開催される。そこにはロールが最初に購入したクルマだというポルシェ356Bクーペをはじめ、カレラGTSラリー「モネ」、911SCクーペサンレモ、924GTPル・マン、さらにアウディミュージアムから貸し出されたアウディS1グループBも展示される。

もちろん、開催されるのはドイツのシュツットガルトなので、気軽に行くことはできないだろうが、チャンスがあればぜひ、訪ねていただきたい。

画像: ドイツのシュツットガルトにあるポルシェミュージアム。

ドイツのシュツットガルトにあるポルシェミュージアム。

●ポルシェミュージアム
所在地 Porscheplatz 1
D-70435 Stuttgart-Zuffenhausen, Germany
開館時間
9:00~18:00(入館受付は17:00まで)
月曜休館

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