アウディRS3がマイナーチェンジをはたした。搭載されるエンジンは、新開発の2.5L直列5気筒ターボで、パワーはなんと400psを発生。そんな“Cセグメントスーパーカー”の実力はどうなのか? 中東はオマーンで開催された国際試乗会。モータージャーナリストの河村康彦氏がレポートする。
画像: RS3セダン。中東・オマーンでRS3の国際試乗会が開催された。ドライバーは河村康彦氏。

RS3セダン。中東・オマーンでRS3の国際試乗会が開催された。ドライバーは河村康彦氏。

画像: RS3セダンのリアスタイル。

RS3セダンのリアスタイル。

マイナーチェンジで「セダン」も新登場したRS3

小柄なボディに400psエンジンと4WDシャシの組み合わせ…それだけ聞いても“熱い走り”が彷彿とされるモデルを、中東オマーンの地でテストドライブした。
 
そんな魅惑的なモデルの名はアウディRS3。現行型A3をベースとしたこのモデルは、実は2015年のデビューだ。

けれども、周辺ライバルの追撃を受け、エンジン出力を従来の367psから大幅に引き上げた上で、バーチャルコクピットの採用やコネクティビティの進化など、装備面も最新世代へとアップデート。さらに、これまではハッチバックのみだったボディにセダンも加えたのがここに紹介する新型だ。

画像: RS3セダンのインテリア。標準装備のアダプティブクルーズコントロールの付属機能である「トラフィックジャムアシスト」は、5km/h以下で混雑した高速道路などを走っている場合、アクセルとブレーキだけでなく、短期間であればステアリング操作まで行うシステム。「ステージ2」のパイロットドライブ機構であり、将来の完全な自動運転につながるテクノロジーとして注目だ。

RS3セダンのインテリア。標準装備のアダプティブクルーズコントロールの付属機能である「トラフィックジャムアシスト」は、5km/h以下で混雑した高速道路などを走っている場合、アクセルとブレーキだけでなく、短期間であればステアリング操作まで行うシステム。「ステージ2」のパイロットドライブ機構であり、将来の完全な自動運転につながるテクノロジーとして注目だ。

画像: 日本向けのRS 3セダンには、アウディ バーチャル コックピットが標準で採用される。高解像度を誇るその12.3インチモニターの基本画面を3つあるなかからRSモードにすると、中央に丸形タコメーターが大きく映し出され、その両側にタイヤ空気圧、トルク、Gフォースなどの情報が表示される。

日本向けのRS 3セダンには、アウディ バーチャル コックピットが標準で採用される。高解像度を誇るその12.3インチモニターの基本画面を3つあるなかからRSモードにすると、中央に丸形タコメーターが大きく映し出され、その両側にタイヤ空気圧、トルク、Gフォースなどの情報が表示される。

画像: 新開発の7速Sトロニック。低速側のギヤ比が加速を重視して比較的低く設定されているのに対し、トップの7速ギアは、巡行燃費を削減するためにレシオを高めに設定。プロペラシャフトへのドライブ機構に工夫を凝らすなどして、従来型に対し重量を約2kg削減することに成功している。

新開発の7速Sトロニック。低速側のギヤ比が加速を重視して比較的低く設定されているのに対し、トップの7速ギアは、巡行燃費を削減するためにレシオを高めに設定。プロペラシャフトへのドライブ機構に工夫を凝らすなどして、従来型に対し重量を約2kg削減することに成功している。

画像: シートバック、バックレストの部分にはダイヤモンドの飾りステッチにRSのロゴを配している。

シートバック、バックレストの部分にはダイヤモンドの飾りステッチにRSのロゴを配している。

スパルタンな走り。マグネティックライドは必須か

まずはRS3セダンでスタートすると、これがなかなかスパルタンなピュアスポーツモデルであることを早々に教えられた。路面のわずかな凹凸も見逃すことなく拾い、揺すられ感が思いのほか強い。そんなテイストこそ「“走り”のモデルの証だ」と歓迎する人もいそうな一方で、後席にゲストとして乗り込んでみると、「これはオプション設定される電子制御式可変減衰力ダンパー“マグネティックライド”を選んだ方が良いかな」と、そう感じさせられたのも事実だ。

5気筒の快音が気持ち良い

リファインを受けたエンジンは、アルミ合金製クランクケースの採用で26kgもの軽量化が図られたり、直噴とポート噴射を併用するデュアルインジェクションを新採用したりと、実は抜本的な改良を実行。直列5気筒という稀有なデザインは、3800rpm付近から上で独特の快音を発生。これを聞きたくて、思わずパドルを引いて低いギアを選びたくなってしまう。

画像: 新開発の2.5 TFSIは、全長50cmに満たない非常にコンパクトな設計で、従来型と比べて26kgも重量が軽い。パワー/トルクは400ps/480Nm!!

新開発の2.5 TFSIは、全長50cmに満たない非常にコンパクトな設計で、従来型と比べて26kgも重量が軽い。パワー/トルクは400ps/480Nm!!

 
そんな5気筒サウンドが愉しめるゾーンをキープすると、その速さはまさに爆発的。何しろ0-100km/h加速タイムが4.1秒だから、その速さはスーパーカー級。フル加速でも駆動力がしっかり路面に伝わるのは、さすがはクワトロ(4WD)だ。
 
ハンドリングはいわゆるオン・ザ・レール感覚が基本。ちなみにこうした走りのテイストは、『スポーツバック』と称されるハッチバックモデルでもほとんど同様だった。

※アウディRS3セダンは、日本において3月28日より受注開始。希望小売価格(消費税込み)は785万円で、発売は7月上旬開始予定と発表された。

RS3セダン主要諸元

全長:4479mm 全幅:1802mm 全高:1399mm(欧州仕様車)
ホイールベース:2631mm(欧州仕様車)
総排気量:2480cc
エンジン種類:直列5気筒DOHC インタークーラー付ターボチャージャー
最高出力:294kW(400PS)/5800-7000rpm
最大トルク:480Nm/1700-5850rpm
駆動方式:クワトロ(フルタイム4WD)
トランスミッション:7速Sトロニック
タイヤ:235/35R19
車両本体予定価格(税込):785万円

画像: 新登場のRS3セダンだけでなく、5ドアハッチバックのRS3スポーツバックも登場。

新登場のRS3セダンだけでなく、5ドアハッチバックのRS3スポーツバックも登場。

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