3月26日、オーストラリア・メルボルンでF1開幕戦オーストラリアGPの決勝が行われ、フェラーリのセバスチャン・ヴェッテルがメルセデスAMGのルイス・ハミルトンを下して優勝を飾った。

今年はちょっと違う展開に

シーズン開幕戦はいつも波乱含み。トラブルも多く、思いがけないことも起こる。Q3でクラッシュしてギアボックスを交換したダニエル・リカルド(レッドブル)は5グリッド降格で15番グリッドに、ランス・ストロール(ウイリアムズ)もギアボックス交換で最後尾スタートとなった。スタートグリッドの位置が混乱し、スタートやり直しのアクシデントもあった。

画像: 序盤からルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)とセバスチャン・ヴェッテル(フェラーリ)が他を引き離す展開に。

序盤からルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)とセバスチャン・ヴェッテル(フェラーリ)が他を引き離す展開に。

決勝レーススタートは、ポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が危なげなくトップをキープ。その後に、セバスチャン・ヴェッテル(フェラーリ)、バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)、キミ・ライコネン(フェラーリ)とグリッド順に続き、やがてトップ2台が他を引き離す展開になっていくが、1回目のタイヤ交換のタイミングを遅らせたヴェッテルがハミルトンを逆転。その後、快調なペースで逃げるヴェッテルにハミルトンは追いつくことはできなかった。

画像: 1回目のピットストップでトップに立つと、最後までレースをコントロールしたヴェッテル(フェラーリ)。

1回目のピットストップでトップに立つと、最後までレースをコントロールしたヴェッテル(フェラーリ)。

3位にはボッタス、4位にライコネンと、開幕前の予想どおり、メルセデスAMGとフェラーリの2強の図式が見えた1戦となった。

リカルドはトラブルのため2周遅れでレースをスタートしたものの、エンジントラブにより25周でリタイア。惨々な母国GPとなった。

画像: 左から2位のルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、優勝したセバスチャン・ヴェッテル(フェラーリ)、3位バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)。

左から2位のルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、優勝したセバスチャン・ヴェッテル(フェラーリ)、3位バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)。

マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソが予選番手から一時ポイント獲得圏内を走行していたが、足まわりのトラブルでリタイア。ストフェル・バンドーンは問題を抱えながらも完走13台中最下位の2周遅れながらも最後まで走り切った。

画像: フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)はトラブルでリタイア。

フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)はトラブルでリタイア。

画像: トラブルに悩まされながらストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダ)はなんとか完走を果たす。

トラブルに悩まされながらストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダ)はなんとか完走を果たす。

2017年F1開幕戦オーストラリアGP決勝レース結果
順位 ドライバー チーム グリッド順位
1位 S.ヴェッテル フェラーリ 2位
2位 L.ハミルトン メルセデスAMG 1位
3位 V.ボッタス メルセデスAMG 3位
4位 K.ライコネン フェラーリ 4位
5位 M.フェルスタッペン レッドブル 5位
6位 F.マッサ ウイリアムズ 7位
7位 S.ペレス フォースインディア 10位
8位 C.サインツ トロロッソ 8位
9位 D.クビアト トロロッソ 9位
10位 E.オコン フォースインディア 13位
11位 N.ヒュルケンベルグ ルノー 11位
12位 A.ジョビナッツィ ザウバー 16位
13位 S.バンドーン マクラーレン 18位

This article is a sponsored article by
''.