給油すると、レギュラーガソリンよりもハイオクガソリンの方が値段が高いから、なんとなくハイオクのほうが「良さそう」なのはわかる。じゃ、ハイオクとレギュラーって実際なにがどう違うんだろう? モータージャーナリストのこもだきよし氏が解説する。
画像: 日本のセルフスタンドは、燃料の入れ間違いを防ぐため、ノズルの色を変えている。軽油が「緑」、ハイオク(写真)が「黄」レギュラーが「赤」だ。

日本のセルフスタンドは、燃料の入れ間違いを防ぐため、ノズルの色を変えている。軽油が「緑」、ハイオク(写真)が「黄」レギュラーが「赤」だ。

ハイオクは「ハイオクタンガソリン」が正式な名前

単にハイオクって呼ぶけど、これは略称。ハイオクタンガソリンということは知ってるね。オクタン価が高いということは、簡単にいうと、燃えにくいのだ。レギュラーガソリンに添加剤を入れてオクタン価を上げ、その他にも燃焼室の洗浄剤なども入っているから価格も高くなる。

高性能エンジンは圧縮比が高く、ターボエンジンも圧力を高めた空気を注入するから、結果的に圧縮比が高くなる。高い圧縮比により熱が出てガソリンが勝手なタイミングで燃えては、ノッキングなど音や振動が出てエンジンに悪影響を及ぼすからハイオクを必要とする。

ハイオク仕様にレギュラーガソリンを入れるのはオススメしない

レギュラーガソリン仕様のエンジンにハイオクを入れても、じつはまったく問題は起こらない。石油会社では、洗浄効果により燃焼室が綺麗になるからパワーダウンを防ぎ、燃費が良くなる効果を謳っているところもあるが、価格に見合うかどうかは不明だ。

自動車メーカーによっては、レギュラー仕様にハイオクを入れると、ハイオク仕様の良い燃費とパワーが出るようにプログラムされている車種もある。

ハイオク仕様にレギュラーガソリンを入れるのはお薦めしない。間違って入れてしまってもエンジンはコンピュータ制御になっているから走れなくなることはないが、パワーはダウンするし、ノッキングによる音や振動が起こった場合はエンジンの寿命を縮めるから、燃料計が減った分だけ早めにハイオクを継ぎ足し給油した方がいい。

ドイツのセルフスタンドはノズルが5種類もある!

ドイツではスーパープラス/アルティメイトと呼ばれるものが日本のハイオクに相当し98〜102オクタン。スーパーは95オクタン、バイオエタノールを10%混ぜた95オクタンのレギュラーガソリンで環境に優しいといわれているE10も含めて3種類ある。“軽油のハイオク”ともいわれる「アルティメイトディーゼル」もある。これは洗浄剤で燃焼室を綺麗にする効果があるという。

画像: ドイツのSS。給油ノズルが5本あるのがわかる。

ドイツのSS。給油ノズルが5本あるのがわかる。

画像: ドイツのSS(ガソリンスタンド)。価格を示す看板も、このように5種類を表示している。

ドイツのSS(ガソリンスタンド)。価格を示す看板も、このように5種類を表示している。

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