究極の三次元モータースポーツ、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ。2017シーズン 第2戦の決勝はアメリカのサンディエゴで4月16日に開催され、室屋義秀選手がキャリア2度目となる優勝を飾った。

練習からの好調を維持して決勝に臨む

開幕戦のアブダビ大会では決勝1走目でオーバーGにより惜しくも失格となった室屋選手だが、エンジン冷却トラブルに見舞われた前回と異なり、今回は15日の予選直前の練習で最速の57秒909をたたきだすなど、レースに向けて順当に進んだ。
予選ではラインを変えて飛び、エアゲート上部の黄色の線よりヘルメットが高くなるペナルティ(2秒加算)で10位となったが、決勝は再び飛行ラインを戻して挑んだ。

画像: カラーリングをシルバーからファルケンカラーに一新した室屋機。©Red Bull Media House

カラーリングをシルバーからファルケンカラーに一新した室屋機。©Red Bull Media House

決勝1回戦(ラウンド of 14)でピート・マクロードを退けて迎えた次の対戦相手は、開幕戦で優勝のマルティン・ソンカ選手。
ラウンド of 14後の中継映像によるインタビューで「当初の予定どおり飛ぶだけです」とコメントすると、ラウンド of 8でもソンカ選手を0.221秒差の59秒271でかわして、昨年の千葉大会以来となるファイナル4に進出。
ファイナル4前のインタビューでも再び「当初の予定どおり飛ぶだけです」とコメントした室屋選手は、それまでの2フライトからさらにタイムを削り、58秒529でゴールして精神力の強さを見せつけた。

画像: ©Red Bull Media House

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続く選手で最大の強敵、マティアス・ドルダラー選手は第1セクタ-は0.108秒遅れていたが、第2セクターでは0.233秒、第3セクターで0.239秒先行し、万事休すかと思われたが、焦りのためか攻めすぎて最後の折り返しのゲートをヒット! 3秒のペナルティが加算され、1分01秒648でレースを終えた。
その後、彼のタイムを上回るフライトはなく、室屋選手の2度目の優勝が確定した。
シリーズランキングも、まだ2戦を終えた段階だが15ポイントで3位(2位とは1ポイント差)に躍り出た。

画像: 2位のピーター・ポドランセック選手(左)、3位のドルダラー選手と表彰台に立つ室屋選手。©Red Bull Media House

2位のピーター・ポドランセック選手(左)、3位のドルダラー選手と表彰台に立つ室屋選手。©Red Bull Media House

レース後、室屋選手は「フリープラクティスは安定して飛んでいたので、ペースを崩さないように今日も同じペースで飛んできたというのが結果的に良かったのだと思います。千葉戦までにさらにもう一段、機体の改良が欲しいところですが、時間が短いので、どこまで詰められるか検討したいと思います」とコメントした。

次のレースは、6月3-4日の千葉。
「千葉ではもちろん勝とうと思っていますが、シーズンは年間をとおして8戦の戦いですので、1年間をどう安定して戦っていくかだと思います。プレッシャーも大きいですけれど、落ち着いて戦って行ければと思います」と室屋選手はコメントを続けた。

次戦、千葉での連覇、2017シーズンでの連勝に期待がかかってきた室屋選手。
6月3-4日は、千葉で室屋選手を応援しよう!

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