懐かしのトヨタWRCマシン グラフィティ。今回は、1985年のサファリラリーで優勝したセリカ・ツインカムターボ(TA64)だ。

4WD全盛のグループBにFRで果敢に挑む!

前回紹介した「222D」がトヨタのグループB“フェーズ2”なら、“フェーズ1”はこのセリカ・ツインカムターボだ。トヨタにとってはオイルショック後に一時期撤退していたモータースポーツ活動への本格的復帰を告げるマシンとなった。
当時トヨタ内ではモータースポーツ専門部署は解体されていたため、いきなり4WDのラリーカーを開発/ベース車を市販する体制はなく、まずはセリカをベースとしたFRのラリーカーを開発し、勝ち目のありそうなサファリなどの耐久イベントへの挑戦を目論んだのがツインカムターボの事始めである。
その狙いは当たり、サファリラリーでは1984年から86年まで3連覇を達成している。
(解説:平松秀樹)

画像: フロントグリルにアニマルバー、フロントウインドー下にウイングライトを装着したサファリラリー仕様。

フロントグリルにアニマルバー、フロントウインドー下にウイングライトを装着したサファリラリー仕様。

画像: 市販版よりもフロントはバッサリとカットされ、前後のブリスタ-フェンダーとサイドステップなどを備える。

市販版よりもフロントはバッサリとカットされ、前後のブリスタ-フェンダーとサイドステップなどを備える。

画像: ストラットバーなどで補強されたエンジンルーム。ツインカムターボの4T-GTEはツインプラグを採用していた。

ストラットバーなどで補強されたエンジンルーム。ツインカムターボの4T-GTEはツインプラグを採用していた。

画像: 奥行きの深いステアリングやフラットなインパネが時代を感じさせる。フロアに残っているのは、サファリの土だろうか…。

奥行きの深いステアリングやフラットなインパネが時代を感じさせる。フロアに残っているのは、サファリの土だろうか…。

画像: FRゆえ前後重量バランスを考えて、ナビゲーターのシートはドライバーよりも後ろにセットされている。

FRゆえ前後重量バランスを考えて、ナビゲーターのシートはドライバーよりも後ろにセットされている。

画像: トランク上にはオイルクーラー。スタックしたときにナビゲーターが乗れるよう、バンパーにはステップも備わる。

トランク上にはオイルクーラー。スタックしたときにナビゲーターが乗れるよう、バンパーにはステップも備わる。

セリカ・ツインカムターボ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4284×1785×1310mm
●ホイールベース:2500mm
●車重:1150kg
●エンジン型式・種類:4T-GTE改・水冷直列4気筒DOHC+ターボチャージャー
●排気量:2090cc
●最高出力:326ps(240kW)/7200rpm
●サスペンション:前ストラット/後4リンクリジッド

なお、セリカ・ツインカムターボはお台場 メガウェブのヒストリーガレージ1階「モータースポーツ ヘリテージ」に展示されている。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.