AIは「artificial intelligence」の略で人工知能を意味する。コンピュータなどに、人間と同じような知能を実現させようというもの。完全自動運転を実現するには、必須となる技術なのだ。

人間と同じように運転させるのは結構大変なのだ

昔からアイデアは存在していたが、コンピュータ技術の進化と共に、AIもどんどんと進化している。今では、囲碁やチェスなどのゲームでは、すでに人間と互角以上に戦えるところまできているのだ。

また、スマートフォンなどを言葉で操作できるのも、そうしたAI技術の活用あってのこと。ディープラーニングという自動学習技術もAIの知能を高めるのに大いに貢献している。

自動車に関していえば、AIは自動運転には欠かせない技術だ。なぜなら、クルマの運転は、道路や他のクルマ、歩行者など、変化する状況にあわせて柔軟な対応が求められる。特に無人運転のようなレベルの高い自動運転を実現するには、優秀なAIが必須となる。完全な自動運転を実現するための技術的な課題は数多くあるが、その中でもAIは特に重要なキーとなっているのだ。

画像: 2017年のCESで公開された「TOYOTA Concept-愛i」。 ドライバーの表情や動作などをデータ化し、SNS投稿や会話履歴からドライバーの好みを推定。ドライバーの気持ちを先回りした提案を可能になる。

2017年のCESで公開された「TOYOTA Concept-愛i」。
ドライバーの表情や動作などをデータ化し、SNS投稿や会話履歴からドライバーの好みを推定。ドライバーの気持ちを先回りした提案を可能になる。

画像: NVIDIA による AI カー (人工知能 自動運転車) のデモ youtu.be

NVIDIA による AI カー (人工知能 自動運転車) のデモ

youtu.be

ゲーム用GPUが有名なNVIDIA。そのグラフィック処理や高速演算処理の技術が、自動運転にも活用されている。テスラ、アウディ、ボルボ、BMW、メルセデス・ベンツ、ホンダなどが、NVIDIAの高性能自動操縦車載コンピュータ、ディープラーニングシステム、自動運転用ソフトウェア開発キットを使って自動運転車を開発している。
この動画では、NVIDIAのAI カーが人間の運転を観察し、どこをどう通ればいいかを学習。レーンが途切れても、ブラインドコーナーでも問題なく走行している!

画像: Toyota Research Institute の自動運転実験車 youtu.be

Toyota Research Institute の自動運転実験車

youtu.be

Toyota Research Institute Introduces Advanced Safety Research Vehicle - Platform 2.0
こちらはアメリカで人工知能等の研究開発を行うToyota Research Institute, Inc.の自動運転実験車。3D測距センサーLiDAR、レーダー、カメラなどのセンサーを備え、高精度地図データがないエリアでも自動運転を可能にしている。

画像: クラリオンのIntelligent VOICE 語りかけるだけでカーナビを操作する技術は、すでに実用化されている。ステアリングを握ったまま、話しかけるだけで目的地を探したり、音楽を再生したり、電話をかけたりできる。Intelligent VOICEは、Googleの音声認識技術を使っていて、使うほどに精度が上がるのもポイント。

クラリオンのIntelligent VOICE
語りかけるだけでカーナビを操作する技術は、すでに実用化されている。ステアリングを握ったまま、話しかけるだけで目的地を探したり、音楽を再生したり、電話をかけたりできる。Intelligent VOICEは、Googleの音声認識技術を使っていて、使うほどに精度が上がるのもポイント。

(文:鈴木ケンイチ/Webモーターマガジン編集部) 2017.4.24公開

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