2006年時点では、わずか743台しか販売されていなかったクリーンディーゼル車。2015年には15万台を超えるまでに成長している。その魅力は、どこにあるのか?

黒煙モクモクのイメージを払拭。静粛性も良くなった

日本の「ポスト新長期規制」という排気ガス規制をクリアしたディーゼル・エンジンのこと。実は日本だけの呼び方であって、海外では使われていない。
「ポスト新長期規制」では、排気ガス中の黒煙となる煤や、光化学スモッグの原因となるNOxの量が非常に厳しく規制されている。その厳しさは世界でもトップクラス。そのために「クリーン」と謳っているのだ。
かつては、日本ではディーゼル=黒煙というイメージが定着してしまい、ディーゼル・エンジンの乗用車は絶滅していたが、クリーンディーゼルの登場で再び人気を取り戻している。低速トルクがあり、力強い走りを味わえるのも、クリーンディーゼル人気の理由の1つだ。

ただし、この難しい規制をクリアするために、排気ガスをきれいにする様々な新技術が盛り込まれていて、その分だけクリーンディーゼルのクルマは普通のガソリン車よりも価格が高くなっている。
それでも、普通のガソリン車よりも燃費性能が優れていて、CO2排出量が少ない。地球温暖化の原因とされるCO2排出量に敏感なヨーロッパでディーゼル車比率が多いのは、このためだ。
さらにディーゼル車は燃料代も安い。なぜならディーゼル・エンジンは、ガソリン・エンジンとは燃料の燃やし方が違うため、燃料に軽油を使う。そして、軽油はガソリンよりも、値段が安い! そのためランニングコストではガソリン車よりもクリーンディーゼル車の方が安くなるのだ。

(文:鈴木ケンイチ/Webモーターマガジン編集部) 2017.4.00

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.