アストンマーティンが日本でヴァンキッシュSを発表した。会場には日産副社長から転身したアンディ・パーマーCEOも姿を見せ、アストンマーティンの未来戦略についても語った。
画像: アストンマーティンのアンディ・パーマーCEOとヴァンキッシュS。

アストンマーティンのアンディ・パーマーCEOとヴァンキッシュS。

本格的に動き出した次代のアストンマーティン

アストンマーティンが新たなフラッグシップモデルとなるヴァンキッシュSを日本において発表した。これは新世代アストンマーティンであるDB11とは別系統であり、アストンマーティンのラインナップで頂点に立つモデルだ。クーペとヴォランテ(オープンモデル)があり、ベースの車両価格は3457万9982円と発表されている。

ヴァンキッシュSはヴァンキッシュのエンジン、シャシ、空力性能を大幅に強化したモデルで、最高出力は588ps、0→100km/h加速はわずか3.5秒、最高速はなんと323km/hに達するという。エクステリアはカーボンファイバーのフロントスプリッター、とリアディフューザーを装着、さらに4本出しのエキゾーストパイプなどで、よりアグレッシブに仕立てられている。

また、発表会のために来日した日産副社長からアストンマーティンへと華麗なる転身をしたアンディ・パーマーCEOがプレゼンを行い、未来戦略を明らかにした。それによると今後は3つの柱を作るという。

ひとつめは「スポーツカーで、ラインナップを刷新していく」。“DB11”はその最初のモデルであり、これから投入するモデルについてはスタイリングの差別化を図っていくそうだ。

画像: 次世代スポーツカーの第一弾がDB11。

次世代スポーツカーの第一弾がDB11。

ふたつめは「SUVで、新たなモデルを投入する」。すでにDBXというコンセプトを明らかにしているが、市販バージョンはこれとはかなり異なるという。ついにアストンマーティンのSUV参入も現実となるわけだ。

画像: アストンマーティンのSUVコンセプトである“DBX”。

アストンマーティンのSUVコンセプトである“DBX”。

三つめは「4ドアスポーツで、その強化のためにラゴンダブランドを復活させる」。アストンマーティンにはすでにラピードSという4ドアスポーツが存在するが、これをさらに発展させるということだろう。

そして、現在の4車種を7車種に増やす。そのプラスされる3車種について明確な説明はなかったがプレゼン全体から判断すると、それはSUV、ラゴンダ、そしてミッドシップカーではないかと思われる。そして1年に1台ずつ投入して7年間でひとまわり、各モデルのライフサイクルを7年として、これを繰り返していくという。

画像: 創業104年にして累計生産台数は約8万台のアストンマーティン。

創業104年にして累計生産台数は約8万台のアストンマーティン。

アストンマーティンは創業104年の老舗メーカーだが、その間の累計生産台数は8万台に過ぎない。「トヨタなら2日間で作ってしまう台数だ」とパーマーCEOは笑いながら説明するが、今後は着実に台数を増やし、ブランド価値をいっそう高めていくことになる。また、こうした事業展開はメルセデスAMGとの提携が背景にあるからこそ描けるのだろう。

さらにパーマーCEOによると、超高級ブランドの一方には、「フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレン」というスポーツカー系があり、もう一方には「ロールスロイス、ベントレー」というフォーマルカー系があるという。アストンマーティンはその間に割って入り、今後、存在感を高めていくとのことだ。アストンマーティンの今後は注目だ。

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