ボルボのフラッグシップSUVだけあって、このXC90はどんなクルマと一緒に撮影しても遜色ない。たとえばそれがBMWであっても、ポルシェであっても、である。この長期テストでは、そうした担当者の思い入れもあり、メインカットはいろいろなクルマと撮影している。
画像: 2017年3月の走行距離=1125km。1カ月の平均燃費=リッター8.7km。今回の充電回数は2回。高速道路を巡航するような長距離移動がなく、1回の移動距離が最長でも50km程度、それもストップ&ゴーの多い都内または都内近郊が多かったため燃費は9km/L台に届かなかった。さらにそのほとんどをドライブモードを変更することなく"ハイブリッド(日常の走行)"のまま運転していたようだ。ちなみに担当者は、運転席に座ってスタートスイッチを回したあと、すぐに"ピュア(ECO運転)"モードを選択している。

2017年3月の走行距離=1125km。1カ月の平均燃費=リッター8.7km。今回の充電回数は2回。高速道路を巡航するような長距離移動がなく、1回の移動距離が最長でも50km程度、それもストップ&ゴーの多い都内または都内近郊が多かったため燃費は9km/L台に届かなかった。さらにそのほとんどをドライブモードを変更することなく"ハイブリッド(日常の走行)"のまま運転していたようだ。ちなみに担当者は、運転席に座ってスタートスイッチを回したあと、すぐに"ピュア(ECO運転)"モードを選択している。

XC90に自分の好みの設定をわかってもらう

この原稿を書いている時点で都内の桜は、まだ満開になっていない。相変わらず、朝クルマに乗り込むと室内は寒く、さらにステアリングホイールも冷たい。

そんな時でも、XC90MM号にはシートヒーターもステアリングヒーターも装備されているので快適である。ただ、運転席に座ってから、スタートスイッチを捻って、さらにメインディスプレイでそれらを操作するのは、〝アクションが多い〞と感じる人もいるのではないか。これらの装備は、クルマに乗ってすぐに使いたいものだからだ。

ただ、XC90のボイスコントロールシステムは認識率も高く、さまざまなことが音声で操作できるので、「シートヒーターオン」と言えばそれでいいのだが、それも「ステアリングヒーターオン」、「温度を25度に設定」、「室内循環をオン」と言うことになると、しゃべり続けることになるので面倒、と感じてしまう。

画像: プロファイルは1~3とゲストがあり、ここでシート位置、空調、シートヒーター、ステアリングホイールヒーターなどの設定ができる。

プロファイルは1~3とゲストがあり、ここでシート位置、空調、シートヒーター、ステアリングホイールヒーターなどの設定ができる。

そんな時に便利なのが、XC90にあるリモコンキーに個人のさまざまな好みの設定を覚え込ませる機能である。

ところでこのリモコンキーだが、60シリーズの時のようにメインとスペアでクローム部(取り出せるキーの部分)の形状が違っている、ということはなく、XC90ではどちらも同じ形状となっている。

話は戻って、リモコンキーへの記憶方法は、まずATセレクター横の収納スペースに使うリモコンキーをセットし、設定↓システム↓ドライバープロファイル↓自分の番号を選んで編集↓ユーザーのプロファイルを保護というボックスのチェックを外し、それぞれ機能を好みの設定にしたあとに、今度は先ほどの保護にチェックを入れて保存するだけだ。

画像: ATセレクター横のドリンクホルダーの中に用意されている場所にリモコンキーを設置して個人のプロファイルを覚え込ませる。

ATセレクター横のドリンクホルダーの中に用意されている場所にリモコンキーを設置して個人のプロファイルを覚え込ませる。

そうすることで、次回、そのリモコンキーでクルマに乗り込むと好みの設定のまますぐに走り出すことができるというわけだ。一度、覚え込ませれば次から乗るときは自然とその設定となっているのでとても便利かつ快適である。

ちなみに私は、プロファイル1〝チバ〞で、自分のシートポジションとシートヒーターとステアリングホイールヒーターをレベル2に設定してある。当然、季節が進めば、この設定を変更し、ベンチレーション機能をオンにしようと思っている。

画像: トータルアップデートによりボイスコントロールシステムの認識率が向上したXC90は便利だ。

トータルアップデートによりボイスコントロールシステムの認識率が向上したXC90は便利だ。

そして、これだけの設定がしてあれば、あとは走りながらボイスコントロール機能を使って、ナビの施設検索や空調、各メディアを使いたい時に使うだけなのである。

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