Motor Magazine誌ではLongterm Reportと題して、テスト車をある程度の期間にわたって実際に乗って使用してみたレポートを紹介しています。今回は、その中から2014年10月から2016年11月までの2年間あまりで3万6000kmほど走行したフォルクスワーゲン ハイアップ!をねちっこくまとめた記事のレポートを、順を追ってこちらでご紹介させていただきます。[出典:Motor Magazine 2015年3月号]

第4回 4カ月目 7451km
今月の走行距離:1775km 燃費:1775km÷112.8L=15.7km/L
2014年12月18日〜2015年1月23日

積雪路や凍結路での安心感ある走り。

画像: アップ!に乗り始めて4カ月。その独特の感覚にもだいぶ慣れてきた。コールドスタート直後には、4気筒エンジンで1気筒だけ働きをサボっている時のようなバイブレーションがちょっと出るものの、それ以外の場面で3気筒エンジンのデメリットは感じない。ビーンという音とともに高回転まで元気よく回しつつ、マニュアルでシフトしながら走るのが実に気持ち良く、5速MT仕様を導入してもらいたい気持ちになる。MMアップ!号、至極快調である。

アップ!に乗り始めて4カ月。その独特の感覚にもだいぶ慣れてきた。コールドスタート直後には、4気筒エンジンで1気筒だけ働きをサボっている時のようなバイブレーションがちょっと出るものの、それ以外の場面で3気筒エンジンのデメリットは感じない。ビーンという音とともに高回転まで元気よく回しつつ、マニュアルでシフトしながら走るのが実に気持ち良く、5速MT仕様を導入してもらいたい気持ちになる。MMアップ!号、至極快調である。

今シーズンは、多くの地域で例年よりも早めの降雪に見舞われている。しかも、その雪の量が相当に多いので、いくら雪に降られることが少ないと言われている東京近郊といえども、ちょっと心配である。もちろん、昨年(2014年)2月に見舞われた関東地方の大雪で、道路を始めとして交通機関や生活が大きく混乱したこともまだ記憶に新しいし、それと同時に、担当していた長期テスト車のパサートオールトラックがその本領を発揮してみせたのも印象的なできごとであった。さて、前回ご報告したように、MMアップ!号にはブリヂストンの最新スタッドレスタイヤ“ブリザックVRX”を、ボルベット“タイプF”アルミホイールに装着して、ウインターシーズンに備えている。そして今年の仕事始めから1週間ほど経った先日、その効果を試す絶好の機会が訪れた。取材で長野県白樺高原の女神湖を訪れることになったのだ。

高速道路の走行でも静粛性が高いブリザックVRX。

画像: 1月中旬の蓼科近辺は一面の雪景色。これぐらいの状況ならばFFのアップ!でも苦労なく走れる。エンジン始動後、スイッチをオンにするとちょっと待つだけで速やかに暖かくなってくれるシートヒーターはとても重宝した。

1月中旬の蓼科近辺は一面の雪景色。これぐらいの状況ならばFFのアップ!でも苦労なく走れる。エンジン始動後、スイッチをオンにするとちょっと待つだけで速やかに暖かくなってくれるシートヒーターはとても重宝した。

東京・新橋にある編集部から女神湖まで、距離にしておよそ210kmほど、順調に行けば3時間強ぐらいで到着できる計算だ。目的地のホテルへ夕食時間までに到着したかったので、午後3時前に新橋を出発。MMアップ!号は中央高速を順調に走る。普通の速度で高速道路を走っていて感じるのだが、いまやスタッドレスタイヤで雪道ではない路面という状態でも、違和感をほとんど覚えない時代である。アップ!は車重が920kgと重くないこともあるとは思うが、それにしてもブリザックVRXのしっかり感は特筆できる。とても安心感が高い上に、その静かさも印象的だ。

坦々と走り、諏訪南インターから一般道に入る。周囲はすでに雪景色だが道路上は除雪されている。しかし、ビーナスラインに入り高度が上がっていくと路面は圧雪路となり、部分的には黒く光っている凍路面が顔を見せている。安全な場所でブレーキを踏んで制動力を確認してみるが、これが期待以上にしっかりと減速してくれる。もちろん油断は禁物だし、強く踏み込み過ぎたりすれば、一瞬ロックしてから即座にABSが「カカカカッ」と作動するが、それにしても頼もしい減速感だ。

楽しさすら感じる雪道走行での安心感。

画像: これまでの長期テスト車に比べてアップ!は格段に車重が軽い。ブリザックVRXのグリップ力も存分に発揮される印象だ。サイプの間に雪が入り込んでいてトレッドパターンがわかりにくい点はご容赦下さい。すみません。

これまでの長期テスト車に比べてアップ!は格段に車重が軽い。ブリザックVRXのグリップ力も存分に発揮される印象だ。サイプの間に雪が入り込んでいてトレッドパターンがわかりにくい点はご容赦下さい。すみません。

雪道に慣れている地元ナンバーの軽トラックが後ろから迫って来たので、これ幸いと追い越してもらい、勝手にペースメーカー役として任命する。車間距離を開けて走行するが、やはり道を知っているだけに無理をしないスムーズな走りで先導役を果たしてくれる。フットブレーキに頼らず、エンジンブレーキを巧みに操りながら、速度を上げ過ぎず、かつ下げ過ぎない走り。気が付けば目的地の女神湖はもうすぐそこだった。アップ!は単なるFFモデルで最低地上高も145mmゆえ、深い雪ではお手上げだろうが、今回は雪道走行時の安心感が強く印象に残った

画像: 電動調整式だが格納は手動式のドアミラー。クルマを降りてドアを閉めてから、パタンと折りたたんでやる。反対側は、面倒でもそちら側に回ってパタンとたたむ。このドアミラー、ボディサイドからわりと外側へ出ているので、壁際などに寄せる時は当たらないように注意している。

電動調整式だが格納は手動式のドアミラー。クルマを降りてドアを閉めてから、パタンと折りたたんでやる。反対側は、面倒でもそちら側に回ってパタンとたたむ。このドアミラー、ボディサイドからわりと外側へ出ているので、壁際などに寄せる時は当たらないように注意している。

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