NMKVが開発した日産のデイズルークス。2016年12月に行われたマイナーチェンジでさらに質感が向上、販売台数も上向いている。今回はそんなデイズルークスのハイウェイスター、ターボモデルに試乗した。
画像: ボディカラーはオプションのエアグレー/レモンライム2トーン(4万3200円)。

ボディカラーはオプションのエアグレー/レモンライム2トーン(4万3200円)。

いま、軽で一番人気のジャンルは“スーパーハイト系”

昨年4-12月の軽自動車販売実績を見てみると、一番売れているジャンルは「スーパーハイト系ワゴン」で39.4%。ワゴンRやムーヴなど「ハイト系ワゴン」は32.6%とそれに続く。軽自動車といえばハイト系が王道! なんて思っていたのだが、いつの間にか世間はスペーシアやタントなど、驚くほど背の高い、ミニバンのような軽自動車に人気がシフトしていっているらしい。


デイズルークスは、そんな一番人気のジャンル、「スーパーハイト系ワゴン」に属する1台。強力なライバルも多く存在するなか、商品力をアップするため、2016年末にマイナーチェンジを行っている。

大きく変わったのはエクステリアだ。試乗したハイウェイスターは新デザインの「Vモーショングリル」を採用、大胆な開口デザインのバンパーとともに、よりプレミアムな雰囲気を醸し出している。

画像: 背の高いスーパーハイト系のデイズルークス。室内高はクラス最大。

背の高いスーパーハイト系のデイズルークス。室内高はクラス最大。

“茶室”に通じる個室感

今回乗ったのは2WDのハイウェイスターGターボだ。

まずは室内を見てみよう。クラス最大級となる、子どもが立って着替えもできる140cmもの室内高、26cmのリアシートスライドなどは従来と変わらないが、やはり久々に乗ると、その個室感には驚きを覚える。

小さいなかにも無限の宇宙が広がる「茶室」に通じる感覚。頭上が広すぎて落ち着かないのかと思いきや、日本人って、こういう感じに安らぎと落ち着きを感じるのかもしれない。

スタートボタンを押しエンジン始動、走り出す。ターボモデルなのでトルクには余裕があり、車速はスルスルとよどみなく上がっていく。

乗り味は、多少硬めの印象。ただしこのクラスは車高が高いので、ライバル車も安定感を考えて足が硬めとなっているため、それほど気にはならない。足が突っ張った感覚はあるが、そのおかげで、勢いよくコーナーに入ってもグラッと不安定になることなくクリアできる。

春の嵐、横風には要注意

ただこの背の高さは、走りに影響がある時もある。取材時は風が強く、春の嵐のような天候。高速走行時に横風をモロに受けたため、運転には気を遣った。この日が特別だったといえばそれまでだが、でも横風などの外乱には注意して運転したいところ。

4日間乗ってみて、思いのほか便利だったのが、標準採用されたハイビームアシスト機能。最近ではコンパクトカークラスにも装備されることもあるが、軽自動車への標準採用は珍しい。ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれるので、夜間に運転していて安心だった。

【主要諸元】日産デイズ ルークス ハイウェイスターGターボ 2WD

●サイズ=3395×1475×1775mm ●車両重量=960kg ●エンジン=直3DOHCターボ 659cc ●最高出力=64ps/6000rpm ●最大トルク=98Nm/3000rpm ●JC08モード燃費=22.2km/ℓ ●車両価格=175万5000円

画像: 質感の高いプレミアムグラデーションインテリア(オプション設定:3万2400円)。

質感の高いプレミアムグラデーションインテリア(オプション設定:3万2400円)。

画像: リアシートは左右別々に260mmもの前後スライドが可能。

リアシートは左右別々に260mmもの前後スライドが可能。

画像: 「ナノイー」搭載のリアシーリングファンを搭載する。風量調整も後席から設定可能。

「ナノイー」搭載のリアシーリングファンを搭載する。風量調整も後席から設定可能。

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