知らない街、見たことのない風景、食べたことのない美食などなどドライブの醍醐味は「未知」にある。だから、たまにわざと遠まわりしたくなるのかも。今回も、できるだけたくさんの「道」を巡る素敵な遠まわりの思い出を、徒然なるままにご紹介しよう。「Leg.1 前編」に引き続き第一回目のコースは、三河から美濃、信濃へと向かう歴史と民俗を感じる旅。「中編」は、東三河の北部にある設楽町を抜けて、かつて美濃国と呼ばれた岐阜県東部にある恵那市へと向かった。

本格的なワインディングを抜けると、もうひとつの「女城主」の街並みが

奥三河を南北に貫く国道257は、設楽町の中心と思われる田口の集落の前後がけっこう本格的なワインディングで、交通量も少なめなので退屈せずに進めた。後半の名倉川沿いは山の合間を進むため景色もなかなかにダイナミックだ。

遅くなってしまったが何とか昼食を取ろうと、国道153と交差する稲武町の集落でお店を探す。うどん屋さんがまだ営業していたので味噌煮込みうどんを注文。やはりここは愛知県、八丁味噌の文化圏であることを再認識した。

さらに国道257を北上していくと道は岐阜県に至り、新木ノ実トンネルを抜けたところで岩村の集落に入る。2004年の市町村合併で恵那市に編入されたものの、岩村藩の城下町として栄えた岩村町は本町通りあたりに今も江戸時代の街並みが残っていて見応えがある。城下町なので道はそのまま岩村城址まで続いていた。

画像1: 本格的なワインディングを抜けると、もうひとつの「女城主」の街並みが

女城主おつやの居城としても有名な岩村城は、鎌倉時代から700年余りの長い歴史を持つ山城だったそうだが、今は石垣を残すのみ。しかもそこへはかなりの距離坂を登る必要があるので、陽が暮れかかったこの日は、麓の歴史資料館近くに復元された太鼓櫓を眺めるだけにとどめておいた。

画像2: 本格的なワインディングを抜けると、もうひとつの「女城主」の街並みが

日本一の農村風景が広がる、絶景を発見

画像: 日本一の農村風景が広がる、絶景を発見

岩村町を抜けたところで、道端に「日本一の農村風景」という看板を発見。環境問題を研究している京都大学の教授がこのお墨付きを与えたそうだが、岩村町富田地区の高台に設けられた展望台からの眺めは、周囲を山に囲われた盆地に広大な田畑が広がる里山の典型的な景色で、しかも人工物が少ない事もあって、確かに見応えがあった。秋の実りの時期ならもっと素晴らしい眺めだったに違いない。

ドライブ旅行ならではの、そんな寄り道をしている内に、陽が本格的に傾いて来た。再び国道257に戻り、小沢山トンネルや阿木川ダムなどを経て恵那市内へ。恵那駅前のビジネスホテルに投宿して初日の行程を終えた。(まだまだつづく)

名物にうまいもんあり……「八(すえひろ)うどん」

石川氏が食べた味噌煮込みうどんの「証拠写真」は、残念ながらなし。代わりといってはなんだけれど、同行したスタッフが食べた「仕事メシ」をご紹介しよう。武節町のうどん屋さんで人気の看板メニュー「八(すえひろ)うどん」だ。縁起を担いで「八づくし」。長さは88cm、幅は最大8cmもある。

旅の供:キビキビかつスムーズにワインディングを駆け抜けるスカイライン

画像: スカイライン 350GT ハイブリッド タイプSP 60thリミテッド(2WD)

スカイライン 350GT ハイブリッド タイプSP 60thリミテッド(2WD)

峠付近では爽快な走りが楽しめた。スカイラインはステアリング操作をバイワイヤ化したダイレクトアダプティブステアリング(DAS)を採用している。ドライバーの操作を電気信号に置き換え、操舵はステアリングアングルアクチュエーターが行うので、遅れのないスムーズなコーナリングが味わえるというものだ。

実際、ワインディングでのスカイラインの身のこなしはシャープ。とくにスポーツモードではレスポンスがクイックとなり、キビキビとした走りが楽しめた。また、DASには路面の荒れやワダチ、横風などの外乱による進路の乱れを補正する効果もある。さらに、白線をカメラで検知しレーンの中央をトレースするアクティブレーンコントロールも備えている。

(モーターマガジン 2017年3月号 「日本自動車紀行 第24回」より抜粋)

遠乗り案内人:石川芳雄

画像: 案内人 石川芳雄 自動車評論家。日常生活と密着した実用的で楽しい乗り物としてクルマをとらえ、さまざまな目線からその魅力を語ってくれる。自動車専門誌「モーターマガジン」(毎月1日発行)では、ロングツーリングで旅の楽しさも伝える「日本自動車紀行」を不定期にて連載中。行き先からコース設定まで、お任せ! で安心できる「遠乗りの達人」である。日本カー オブ ザ イヤー選考委員。

案内人 石川芳雄

自動車評論家。日常生活と密着した実用的で楽しい乗り物としてクルマをとらえ、さまざまな目線からその魅力を語ってくれる。自動車専門誌「モーターマガジン」(毎月1日発行)では、ロングツーリングで旅の楽しさも伝える「日本自動車紀行」を不定期にて連載中。行き先からコース設定まで、お任せ! で安心できる「遠乗りの達人」である。日本カー オブ ザ イヤー選考委員。

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