GWの最後日となる5月7日、晴天に恵まれた三重県の鈴鹿サーキットで、GLOBAL MX-5 CUP JAPAN(グローバル・エムエックスファイブ・カップ・ジャパン/以下GMCJ)の第2戦が開催され、山野哲也選手が予選2位から優勝を飾り、開幕2連勝を達成した。
画像1: 【ニュース】GLOBAL MX-5 CUP JAPAN 第2戦・鈴鹿 山野哲也が開幕2連勝

GMCJは北米仕様のマツダMX-5(ロードスターの輸出名)をベースにした、世界統一スペックによるハイレベルなワンメイクレースの日本シリーズだ。

第2戦となる今回は世界を目指すグローバルクラスに10台、日本独自に設定されたジェントルマンレーサーのためのエンブレムクラスに3台が出場した。ちなみにエンブレムクラスでは、45分間の決勝レース中に一度以上のピットインが義務付けされ、ドライバー交代も許されるレギュレーションを採用している。

公式予選は10時半から30分間。56号車の堤選手と、グローバルクラスの84号車・桧井選手が序盤から2分29秒台を出すが、グローバルクラスの7台は開始から10分近くが経過してもピットで待機状態。やっと1台が出てきたと思ったら、130Rでコースアウトしてスポンジバリアにクラッシュ。ここで赤旗中断となってしまう。

8分近い中断の後、バトルが再開。満を持して出てきた7号車の山野選手が2分28秒130を出すが、堤選手がすかさず2分28秒039をマークして、トップの座を取り返す。さらに再開後に走り始めた5号車の今村選手が2分28秒297、740号車の吉田選手が2分28秒388、36号車の佐々木選手が2分28秒993と、ここまでが1秒以内にひしめき合う混戦となった。なおエンブレムクラスの2番手は57号車の大井&村上選手組で、33号車の加藤&藤田選手組が3番手という結果になった。

ポールシッターの堤選手は、「再開後はいいポジションで走れて、先行車のスリップも使うことができました。佐藤選手と力を合わせてクラス優勝を目指します」とコメント。グローバルクラスでトップの山野選手は、「昨日より直線重視のセッティングに変えたのが上手くいきました。決勝も楽しみです」と、笑顔で語った。

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決勝は、2番グリッドの山野選手がスタートダッシュを決めて、ポールスタートの堤選手を1コーナーの進入でかわす。しかし、ここから目ざましい走りを見せたのは、5番手スタートの佐々木選手。スタートでチームメイトの吉田選手の前に出ると、ヘアピンでは今村選手も抜いて3番手に浮上する。さらに3周目と5周目のシケインでそれぞれ、堤選手と山野選手をかわして、一時はトップに浮上する。しばらく山野選手と抜きつ抜かれつのバトルとなったが、8周目に今度は同じシケインでスピンを喫して、7番手まで大きく後退してしまう。

代わって激しさを増したのが2番手以下の争い。エンブレムクラスの56号車・堤選手は11周終了でピットインして佐藤にドライバー交代。順位を下げてしまうが、今村選手と吉田選手、84号車の桧井選手、19号車の吉本選手が時に順位を入れ替えながら僅差で続き、さらには後方から佐々木も追い上げていく。

この間に、山野選手は着々とリードを築き、45分が経過した18周でトップチェッカー。2位に6秒余りの差をつけて開幕2連勝を飾り、2位に今村選手、3位に吉田選手が入った。その後ろは最後の最後までもつれ、最終周で桧井選手と佐々木選手が吉本選手をかわして、6位までの入賞者が確定する。

画像3: 【ニュース】GLOBAL MX-5 CUP JAPAN 第2戦・鈴鹿 山野哲也が開幕2連勝

山野選手は、「スタートは上手くいきましたが、堤選手と佐々木選手とのバトルは本当にしんどかったですね。でも、これがワンメイクレースの醍醐味なんだろうと思います」と満面の笑顔で語った。

画像4: 【ニュース】GLOBAL MX-5 CUP JAPAN 第2戦・鈴鹿 山野哲也が開幕2連勝

エンブレムクラスは、ポールからスタートした56号車の堤&佐藤が総合10番手に入って優勝。57号車の大井&村上が2位に入った。今回は130Rで飛び出すマシンが続出。タイヤバリアに突っ込んだ33号車の加藤&藤田選手は再スタートはしたものの、残念ながら5周でリタイアとなってしまった。

GMCJの第3戦は6月18日の日曜日、栃木県のツインリンクもてぎで開催される。このレースにはホリデーオートレーシングチームからも参戦予定だ。

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