ダイハツは、軽乗用車のミラ イースを6年ぶりにフルモデルチェンジして発売した。(タイトル写真は三井正則ダイハツ工業 取締役社長)

燃費と価格に安心安全を加えて新境地を拓く。

驚異の低燃費で衝撃的デビューを飾ったミラ イースが、フルモデルチェンジを機にひとつ上のステージに踏み出した。
開発テーマは「低燃費・低価格」という軽自動車の本質に加え、ユーザーから特に要望の多かった「安心・安全」性能の強化を図ること。そこで新型は、ミラ イースには初採用となるSAIII装着車を全車に設定した。
SAIIIはダイハツの衝突回避支援システム「スマートアシストIII」で、世界最小ステレオカメラを使った衝突回避ブレーキ、車線逸脱警報、誤発進抑制制御、先行車発進お知らせ、オートハイビームをセットにしたもの。
高齢者の多い軽自動車ユーザーが求める機能を厳選して価格上昇を抑えているのは、ダイハツならではの見識だ。

もちろん基本性能の向上も抜かりない。まず従来型比で最大80kgにも及ぶ軽量化や高速燃費に貢献するCd値の低減、補機類のフリクション低減などで全体の効率を大幅に引き上げた。
これまではこのマージンをすべて低燃費化につぎ込んできたが、新型は燃費を先代レベルに保ち、ドライバビリティを高める方向に舵を切ったのだ。
エンジン/CVT/サスペンションの改良で操作性や乗り心地が向上し、疲れ難くなったことで事故が減るという好循環も期待できる。カタログ値に一喜一憂する中での英断に開発陣の真摯な姿が浮かぶ。
外装は写真のとおりだが、ペダルやステアリング位置の調整でドライビングポジションの最適化を図り、軽量骨格構造のシート採用でホールド性を高めるなど、インターフェースの進化も見逃せない…等々、新型ミライース、クルマとして侮りがたい進化を遂げていると言っていいだろう。

画像: 水平基調のインパネに白色LEDの自発光式デジタルメーターをセットする。

水平基調のインパネに白色LEDの自発光式デジタルメーターをセットする。

画像: 新設計のシートは収まり感とハンドル操作時のホールド性を両立した。

新設計のシートは収まり感とハンドル操作時のホールド性を両立した。

画像: エンジンは基本的に従来型のキャリーオーバーだが、走りの質を追求し、基本性能を向上している。

エンジンは基本的に従来型のキャリーオーバーだが、走りの質を追求し、基本性能を向上している。

価格は、B(2WD):84万2400円〜G“SAIII”(4WD):133万9200円。
ミッションは、いずれもCVT。

ミラ イース G“SAIII” 主要諸元

全長×全幅×全高:3395×1475×1500mm
ホイールベース:2455mm
車両重量:670kg
室内 長さ×幅×高さ:2025×1345×1240mm
エンジン型式・種類:KF型・直3DOHC
総排気量:658cc
最高出力:36kW[49ps]/6800rpm
最大トルク:148Nm[15.1kgm]/3600rpm
JC08モード燃費:34.2km/L
燃料・タンク容量:レギュラー・28L
トランスミッション:CVT
駆動方式:FF
サスペンション 前・後:ストラット・トーションビーム
ブレーキ 前・後:ディスク・LTドラム
タイヤサイズ:155/65R14 75S

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