2017年4月26日に日本に上陸したアウディの新型コンパクトSUV、Q2。アウディQ3よりもひとまわり小さいモデルで、アウディのSUV=Qモデルのなかで一番コンパクトなサイズとなる。5月11日に開催された試乗会で、1.4LモデルのQ2 1.4TFSI CODに乗った。
画像: 【最速試乗】アウディQ2は“日本でベストサイズな都会派SUV”だ 2017年5月

アウディ最小のSUVモデル

2017年4月に日本で発表されたアウディQ2。スリーサイズは兄貴分のQ3よりも全長で200mm、全幅35mm、全高は65mmマイナスとなる4200×1795×1530mmだ。

注目は、全高。このサイズならば多くの立体駐車場に駐めることができるので、日本の道路事情にマッチしたSUVということになる。

Q3に対してA3というモデルがあるため、今回搭乗したQ2はネーミング上「アウディA1」ベースという誤解が生まれそうだが、A3やTTと同じプラットフォーム「MQB」を採用している。ということで、アウディの本拠地インゴルシュタットの、A3と同じラインで製造されるという。

新しいデザインアイコン

エクステリアは、なんとなく、従来のアウディモデルとは異なったデザインとなっているのがわかるだろう。「ポリゴン=多角形」という要素を組み込んだ新しい手法で、今後のアウディデザインの方向を示している。

画像: Q2のシングルフレームグリルは肩の張った8角形。セダン/クーペなどのA系やスポーツのR系とは違うラインになる。

Q2のシングルフレームグリルは肩の張った8角形。セダン/クーペなどのA系やスポーツのR系とは違うラインになる。

画像: アウディモデルはウエストラインをくっきりと浮かび上がらせるものが多いが、Q2はここにも「ポリゴン」を組み込んでいる。Cピラーは「ブレード」と呼ばれ、ボディ色に応じて2色を用意する。

アウディモデルはウエストラインをくっきりと浮かび上がらせるものが多いが、Q2はここにも「ポリゴン」を組み込んでいる。Cピラーは「ブレード」と呼ばれ、ボディ色に応じて2色を用意する。

室内は名前からイメージするより相当広い

「Q2」と、数字部分が小さいモデルなので室内空間も狭いと想像してしまうが、じつは思いのほか広々としている。ホイールベースは2595mmと、Q3の2605mmとほぼ同等だし、前後席のヘッドクリアランスもQ3と同等という。

後席は、背もたれが若干立ち気味で姿勢を良く座らされるが、窮屈さはなく座面長も十分。大人4人の長距離移動も大丈夫だ。

荷室は通常時で405リットルを確保。張り出しも少なく十分なスペースがある。

画像: ラゲッジルームは405リットル。Q3よりも若干小さいが、A3よりも広いスペースだ。

ラゲッジルームは405リットル。Q3よりも若干小さいが、A3よりも広いスペースだ。

画像: Q2の後席。ヘッドクリアランスも十分で、大人4名乗車での長距離移動も余裕そう。

Q2の後席。ヘッドクリアランスも十分で、大人4名乗車での長距離移動も余裕そう。

乗用車感覚のドライバビリティ

今回試乗したのは、Q2発売を記念した280台限定モデル、「Q2ファーストエディション」。Sラインパッケージやセーフティパッケージなど、オプションてんこ盛りの仕様。価格は490万円だ。

運転席に座ると、まさにアウディクオリティ。「アウディ最小のSUV」だが、手に触れるもの、肌に触れるもの、上級クラスと顕色のない質感だ。

画像: Q2ファーストエディションは豪華装備。Sラインパッケージも組み込まれる。パドルシフト標準装備。

Q2ファーストエディションは豪華装備。Sラインパッケージも組み込まれる。パドルシフト標準装備。

スタートボタンを押しエンジンを始動、走り出す。

SUVとはいえ着座位置がそれほど高くないので、乗用車ライクの走行感覚だ。重心高も低めで、ある程度のスピードでコーナーに入っても、ロール感は少ない。走り味はSUVというよりも、スポーツハッチバックという印象だ。

ボディ剛性が高く、ここもアウディらしい硬質な印象。アウディドライブセレクトを「ダイナミック」にしても、乗り心地も上質だ。

搭載エンジンの1.4TFSIは、1340kgのボディを前に進めるのには十分なスペックを持つ。ラフにアクセルペダルを操作すれば、それこそ驚きの加速感さえ味わうことができる。

画像: CZE型1.4TFSI(ターボ)エンジンは、150ps/250Nmを発生する。JC08モード燃費は17.9km/L。

CZE型1.4TFSI(ターボ)エンジンは、150ps/250Nmを発生する。JC08モード燃費は17.9km/L。

このエンジンはシリンダーオンデマンド(COD)を搭載している。これは走行時、負荷が少ないときには4気筒のうち2気筒を休止するシステム。この動作は、瞬間燃費計のバーが灰色から緑色になった時が休止しているサインなのだが、正直言って体感することは難しい。ほかのアウディCOD車も同様だが、じつにスムーズに気筒休止する。

画像: バーチャルコックピットはファーストエディションには標準装備。他グレードはオプション設定。

バーチャルコックピットはファーストエディションには標準装備。他グレードはオプション設定。


駆動方式は、現在はFFのみ。アウディといえばクワトロ(4WD)というイメージを持つ人もいるかもしれないが、これは現状はまだ選べない。

1.0TFSI搭載モデルも要注目

今回の試乗車は、1.4TFSIを搭載したQ2ファーストエディションしか用意されていなかったが、Q2には299万円から選べる「1.0TFSI」もラインアップされている。300万円を切るアウディは、A1、A3に続いて3車種目。たぶん、こちらのグレードがQ2では最量販モデルとなりそうだ。

116ps/200Nmというスペックを持つ1.0TFSIだが、はたしてQ2どんな走行性能をもたらすのか楽しみだ。こちらも試乗した際はWebモーターマガジンで紹介しよう。
(文:ネギシマコト 写真:井上雅行)

アウディQ2 1st エディション主要諸元

●サイズ=4205×1795×1520mm●ホイールベース=2595mm●車両重量=1340kg●エンジン=直4DOHCターボ 1394cc●最高出力=150ps/5000-6000rpm●最大トルク=250Nm/1500-3500rpm ●車両価格=490万円

画像: 運転感覚はSUVっぽくなく乗用車ライク。リアコンビランプも多角形=ポリゴンのデザイン要素を採用している。

運転感覚はSUVっぽくなく乗用車ライク。リアコンビランプも多角形=ポリゴンのデザイン要素を採用している。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.