Motor Magazine誌ではLongterm Reportと題して、テスト車をある程度の期間にわたって実際に乗って使用してみたレポートを紹介しています。今回は、その中から2014年10月から2016年11月までの2年間あまりで3万6000kmほど走行したフォルクスワーゲン ハイアップ!をねちっこくまとめた記事のレポートを、順を追ってこちらでご紹介させていただきます。[出典:Motor Magazine 2016年07
月号]

第20回 20カ月目 3万0347km
今月の走行距離:1185km
燃費:1093km÷63.8L=17.1km/L
2016年4月22日〜2016年5月24日

エンジンはさらに快調、爽快な走り。

画像: ゴールデンウイークを挟んでいたこともあり、今回は取材同行の機会は少なかった。それでも、気が付けば月間の走行距離は1185kmを記録している。もっとも遠くまで出かけたのが長野の浅間山方面まで行った時で、それ以外は房総半島や都内近郊などを巡る走行に終始していた。左のメインカットは、レンジローバースポーツSVRとマセラティギブリの撮影取材に機材車として参加した時のもので、ユニークな独英伊トリオの出現だった。

ゴールデンウイークを挟んでいたこともあり、今回は取材同行の機会は少なかった。それでも、気が付けば月間の走行距離は1185kmを記録している。もっとも遠くまで出かけたのが長野の浅間山方面まで行った時で、それ以外は房総半島や都内近郊などを巡る走行に終始していた。左のメインカットは、レンジローバースポーツSVRとマセラティギブリの撮影取材に機材車として参加した時のもので、ユニークな独英伊トリオの出現だった。

このところ一気に初夏を迎えたような陽気となり、MMアップ!号も日中の走行時にはエアコンを入れることも多くなった。ただ、外気温が27〜28℃ぐらいまでの場合は、エアコンの温度調整ダイヤルを少し暖かい位置にセットしておかないと、車内が冷え過ぎてしまう印象もある。なので気分がいい時は、エアコンのコンプレッサーはオンにせず、ファンだけを回しながら窓を開けて走っていることも多い。担当者は、どちらかといえば暑がりの部類に入るので、クルマの冷房能力が高いことは歓迎事項である。そういえば、かつてのMM長期テスト車の中には「これでエアコン入っているの?」と思うほど、日本の蒸し暑さに対応できていないモデルもあった(ただし、自分が担当したモデルではない)。アップ!に限らないが、フォルクスワーゲンの日本仕様モデルは近年、みなエアコン能力の高いものが装着されている。たとえ真夏に炎天下の渋滞という状況に巻き込まれたとしても、どこかが故障していない限り、車内を快適に保つことが可能という印象である。

新型は、装備面も少し充実されていた。

画像: 特集企画の取材で疾走する2016年4月時点での最新型アップ!。その走りは、とても軽快なものだった。だがMMアップ!号も、その新しいモデルに負けず劣らず爽快に走るということは、担当者としてよく実感している。

特集企画の取材で疾走する2016年4月時点での最新型アップ!。その走りは、とても軽快なものだった。だがMMアップ!号も、その新しいモデルに負けず劣らず爽快に走るということは、担当者としてよく実感している。

画像: 現行型アップ!の運転席側パワーウインドウスイッチ部。ごく普通な姿でパワーウインドウの操作スイッチが2つ並んでいる。初期型は運転席ドアに運転席ドアウインドウの操作スイッチ1コのみが配されているスタイル。

現行型アップ!の運転席側パワーウインドウスイッチ部。ごく普通な姿でパワーウインドウの操作スイッチが2つ並んでいる。初期型は運転席ドアに運転席ドアウインドウの操作スイッチ1コのみが配されているスタイル。

さて、今号の第一特集企画取材では、最新型のアップ!も取り上げている。その取材時にちょっとだけ触れる機会があったのだが、驚いたのが「運転席右にあるパワーウインドウスイッチが2個並んでいる」ということ。上の画像でそれをわかってもらえると思うが、つまり助手席パワーウインドウを運転席でも操作できるようになっていたのだ。これまでのアップ!は、運転席側と助手席側のそれぞれに、パワーウインドウスイッチがひとつずつ装備されるという簡潔なスタイルであった。フォルクスワーゲンジャパン広報部に確認すると、去年後半から導入されたモデルですでにその仕様になっているとのことで、そのことを知らなかった担当者はひどく驚いた次第だ。

MT車の感覚でエンジンを回して走らせる気持ち良さ。

画像: メインカットと同じ場所で、今度はカメラの位置を変えて撮影。MMアップ!号はこのところ、エンジンの感触がとても気持ち良く感じる。高速道路の合流などの全開加速場面では、ストレスなく軽快にレッドゾーン入口まで回ってくれるのだ。またその時のエンジンサウンドも、まったく苦しそうなものではなく嬉々としたものに感じられる。アップ!は、そうした走り方をまったく苦にしないどころか、歓迎しているかのような印象だともいえる。

メインカットと同じ場所で、今度はカメラの位置を変えて撮影。MMアップ!号はこのところ、エンジンの感触がとても気持ち良く感じる。高速道路の合流などの全開加速場面では、ストレスなく軽快にレッドゾーン入口まで回ってくれるのだ。またその時のエンジンサウンドも、まったく苦しそうなものではなく嬉々としたものに感じられる。アップ!は、そうした走り方をまったく苦にしないどころか、歓迎しているかのような印象だともいえる。

その最新アップ!だが、エンジンスタート/ストップ機能は備わっているし、足まわりのしなやかさ、5速AMTの変速具合などもMMアップ!号より洗練の度合が増している印象を受けた。走らせた時の安定感の高さと気持ちよさは相変わらず第一級のものだ。MT感覚でシフトを操作しながら、自然吸気の1L 3気筒エンジンを元気よく回して走らせると、これで十分に楽しいと実感させてくれる。アップ!にも、1L 3気筒ターボエンジンが搭載されるのではないかという噂がある。確かにそれも興味深い存在だが、担当者の希望としては、エンジンは現在のままで3ペダル式の5速MTモデルを導入してもらえないか、という気持ちの方が強い。ストレスなく思いどおりに変速させて走ることができるアップ!のMTモデルなんて、とても魅力的ではないか、と思う今日この頃である。

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