公益社団法人自動車技術会は、2017 年5 月24 日(水)~26 日(金)の3 日間、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で、「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2017 横浜」を開催する。
画像: 人とくるまのテクノロジー展2017 横浜 5 月24 日(水)~26 日(金)にパシフィコ横浜で開催

このイベントは自動車産業の第一線で活躍するエンジニアのための自動車技術専門展として1992年に始まり、26 回目となる今回は562社(1175小間)が出展。過去最大規模での開催となる。

国内の四輪及び二輪自動車メーカー、国内外の自動車を構成する部品/材料メーカーによる最新技術をはじめ、研究開発を支援する数々のソリューションを一堂に介するイベントだ。

自動車技術会が誕生して今年で70 年。従来の延長ではない新たな方向へくるまは進化し始めている。『社会が変わる、技術が変わる、くるまが変わる』をテーマに、多彩な主催者特別企画を準備している。

トヨタ:最新の環境、安全技術や将来に向けた取り組み内容について紹介

画像: トヨタ:最新の環境、安全技術や将来に向けた取り組み内容について紹介

トヨタは今回、プリウスPHVのほかに、新型エンジン・トランスミッション・ハイブリッドシステム、さらには将来に向けた取り組みを映像やパネルで展示する。

●プリウスPHV
トヨタはプラグインハイブリッド車(PHV)をハイブリッド車に次ぐ「次世代環境車の柱」として位置付け、2012 年1 月に初代プリウスPHV を発売、お客様の様々な声を反映しながら、大幅な商品強化に取り組み、今年2 月にフルモデルチェンジした。今回、技術展示物として、新型プリウスPHVのベアシャシーや、従来の駆動用モーターに加え、これまで発電機としてのみ使用していた発電用モーター(ジェネレーター)を駆動にも使う「デュアルモータードライブシステム」、並びに、電池容量を拡大し、大幅なEV 走行距離延長につながったリチウムイオン電池などを展示。また、先進安全技術として搭載された衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」や、路車間・車車間通信を活用した運転支援システム「ITS Connect」、駐車場内での衝突事故被害軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」も映像やパネルで紹介する。

●新型エンジン・トランスミッション・ハイブリッドシステム
トヨタは「もっといいクルマづくり」の構造改革「Toyota New Global Architecture(TNGA)」により、エンジン・トランスミッション・ハイブリッドシステムを一新し、優れた走行性能と高い環境性能を大幅に進化させた。新型「直列4 気筒2.5L 直噴ガソリンエンジン(Dynamic Force Engine)」、新型「8 速・10 速オートマチックトランスミッション(Direct Shift-8AT、Direct Shift-10AT)」、FR 用の新型高性能「ハイブリッドシステム(マルチステージTHSⅡ)」などを展示

●将来に向けた取り組み
持続可能な社会の実現に貢献するためのチャレンジ「トヨタ環境チャレンジ2050」や、トヨタが取り組む自動運転の考え方「Mobility Teammate Concept」を映像やパネルで紹介。また、(株)豊田中央研究所と共同開発している高解像度レーザーレーダーであるSPAD LIDARの展示や、実際にそのSPADLIDAR で検出した画像をリアルタイムで大型モニターに表示するデモを実施予定。

スバル:創業からの100 年を振り返りSUBARUのこれまでの歴史を紹介

画像: スバル:創業からの100 年を振り返りSUBARUのこれまでの歴史を紹介

乗る人すべてに最高の“安心と愉しさ”を提供することを目指して開発し、自動車アセスメント(JNCAP)において、2016年度「衝突安全性能評価大賞」および「衝突安全性能評価特別賞」を受賞した「新型インプレッサ」と、このコンセプトを具現化するため開発した「スバルグローバルプラットフォーム」を展示。大きく進化した安全性能と走行性能の技術を、動画やパネルで解説する。

さらに飛行機研究所(後の中島飛行機)創業からの100年を振り返る映像で、スバルのこれまでの歴史を紹介。また、自動車技術会創立70 周年特別企画として、「スバル360 デラックス(1962 年)」を出展し、時代の転換期を革新技術で乗り越えてきたスバルの技術の歴史を紹介するとともに、同時に開催される試乗会では「新型インプレッサ」を体感することができる。

スズキ:四輪車・二輪車・船外機など幅広い技術開発の取り組みを紹介

スズキブースでは、四輪車・二輪車・船外機の最新商品や技術を展示することで、スズキの幅広い技術開発の取り組みを紹介する。

●新型「ワゴンR」
ISGとリチウムイオンバッテリーを進化させ、クリープ時にはモーターのみで走行し、加速時にはモーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッドと、新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」の採用により、低燃費を達成した。

●新型「ワゴンR」ヘッドアップディスプレイ デモ機
新型「ワゴンR」に採用した、運転席前方のダッシュボードに車速やナビゲーションと連動した進行方向、シフトポジションなどを表示する「ヘッドアップディスプレイ」のデモ機を展示。

●スーパースポーツバイク 新型「GSX-R1000R」
MotoGPで培われた技術の採用により進化した、スズキを代表するスーパースポーツバイク「GSX-R 1000」シリーズの上級モデル。「走る・曲がる・止まる」の基本設計を徹底的に見直し、高次元でバランスさせている。

●新型「GSX-R1000/R」エンジンカットモデル
高回転域での出力向上と低中速域での出力を両立する新機構「ブロードパワーシステム」を採用した、新開発999.8cm3 直列4 気筒エンジンのカットモデルを展示。

●燃料電池二輪車「バーグマン フューエルセル」
街乗りに適したスクーター「バーグマン200」をベースに、軽量・コンパクトな空冷式燃料電池を搭載。リヤホイールに内蔵した高出力インホイールモーターを採用する。

●船外機:船外機「DF6A」
小型・軽量の6 馬力の4 ストローク・ポータブル船外機。ハンドル形状などにより可搬性を向上。移動・保管時の使い勝手も向上した。

この他、主催者企画の試乗会に、小型乗用車 新型「スイフト」を提供する。

This article is a sponsored article by
''.