BMWの次世代モビリティ戦略の中でも、新しい「BMW8シリーズ」への期待値は抜群に高い。ある意味もっとも「儲かる」と思しき「プレミアムな価値観」と「圧倒するブランド力」の象徴的存在として、カッコ良すぎるくらいカッコ良く仕上げられている。「公表されている事実は全部知りたくなる」Webモーターマガジン的特別企画の続編は、エクステリアデザインをめぐる美辞麗句をちょっとだけ深堀りしてみた。「8シリーズの魅力のすべて」第二部の始まり、始まり。

サイドビューを深掘る:スポーツカーのシルエットに刻まれた「劇的」

画像: 2017年5月11日に公開された、デザインコンセプトのデザインイメージ。

2017年5月11日に公開された、デザインコンセプトのデザインイメージ。

公式リリースで真っ先に語られているのは、そのシルエットに関するアピールだった。BMWコンセプト8に関しては正式発表の2週間ほど前、コンソルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステでの公開が予告されている。その時にリリースされた画像は、長いボンネットからフロントウインドー、ルーフを経て、テールランプに続く流れるように繊細な造形美をシルエットで「浮かび上がらせて」いた。

そのシルエットには「爽快感あふれるクリーンなイメージ」が漂う。同時に「目が釘付けになってしまいそう」なほど刺激的な演出が、随所に配されているという。低くそして力強いフォルムは、ダイナミックな走りのオーラを周囲に印象付け、リアエンドに向けて跳ね上がったスイープラインが個性あふれるリアビューの大胆不適ぶりをことさら強調してみせる。このサイドシルエットの「大盤振る舞い」だけで、ドライバーはすでに「BMWコンセプト8」が秘める卓越したダイナミック性能の虜になってしまうのかもしれない。

画像: フロントフェンダーのエアブリーザー(エア抜き)から、ボディサイドを抉るようにくっきり描かれたキャラクターラインが、見る角度によってとても複雑に表情を変えてみせる。少し大げさなほどリアフェンダーに被さるように広がるテールランプも、実に表情が多彩だ。8コンセプト用に開発された「バルセロナ・グレー・リキッド」は、そうしたデザインアレンジの「劇的な」スポーティ感を、さらに強くアピールしているようだ。

フロントフェンダーのエアブリーザー(エア抜き)から、ボディサイドを抉るようにくっきり描かれたキャラクターラインが、見る角度によってとても複雑に表情を変えてみせる。少し大げさなほどリアフェンダーに被さるように広がるテールランプも、実に表情が多彩だ。8コンセプト用に開発された「バルセロナ・グレー・リキッド」は、そうしたデザインアレンジの「劇的な」スポーティ感を、さらに強くアピールしているようだ。

画像: 21インチの軽量アルミホイールは、スポーティで独創的なマルチスポークデザインとエアロダイナミクス効果を備えている。一見してディープなたたずまいとともに、ボディデザインに対するバランスが、とてもいいことも魅力だ。

21インチの軽量アルミホイールは、スポーティで独創的なマルチスポークデザインとエアロダイナミクス効果を備えている。一見してディープなたたずまいとともに、ボディデザインに対するバランスが、とてもいいことも魅力だ。

フロントエンドを深掘る:ロー&ワイドのスポーティフォルム

画像: 非常に薄型の「BMWレーザーヘッドライト」は、それ自体がフロントマスクの中でもっとも「スポットライト」を当てられるべきパーツかもしれない。大型のサイドエアインテークはカーボンフィンでつなげられ、圧倒的なパフォーマンスの片鱗をアピールしている。

非常に薄型の「BMWレーザーヘッドライト」は、それ自体がフロントマスクの中でもっとも「スポットライト」を当てられるべきパーツかもしれない。大型のサイドエアインテークはカーボンフィンでつなげられ、圧倒的なパフォーマンスの片鱗をアピールしている。

大型のキドニーグリル、スリムなツインヘッドライト、大型エアインテークは、印象的でスポーティなBMWらしいフロントエンドのグラフィックを形づくっている。伝統的なデザインテンプレートを備えつつも、あたらしい解釈が盛り込まれた。フォーマットはトラディショナルだが、決して古臭さを感じさせない。BMWの設計哲学には、新たなアプローチ手法が加えられたようだ。

たとえばふたつのキドニーグリルは、路面に対して非常に低い位置に配されている。そうしたデザインのインスピレーションは、伝統的なBMWクーペから受け継がれたものだという。グリルは一体成型されているように見える。ダイナミックな顔立ちに、豊かで上質な広がり感を与えている。

後ろ姿を深掘る:フロントのモチーフを受け止めつつ、エモーショナル感も表現

画像: ヘッドライト同様、リアコンビランプもかなりの薄型。発光部はL字型のブレードのようなカタチをしていて、かなり立体的な造形だ。

ヘッドライト同様、リアコンビランプもかなりの薄型。発光部はL字型のブレードのようなカタチをしていて、かなり立体的な造形だ。

鋭い目つきといい容赦なく開けられたインテーク系のアレンジといい、どちらかといえば純粋培養の「ダイナミック性能」を主張しまくっているフロントマスクに対して、後ろ姿は意外なほど繊細で情緒的な仕上がりだ。とくに複雑なRを描いた面の美しさが、目を引く。

巨大なホイールアーチは、後輪駆動であることをはっきりと主張するもの。そこからルーフに向けて絞り込まれたキャビンの形状もまた、「ドライバーコンシャス」を明快に見せつけてくる。エプロン部分のカーボンファイバー製ディフューザーも、さらに軽快なイメージを生んでいる。台形のエキゾーストも含めて、洗練されたスポーティ感を巧みに演出しているようだ。<その3 ◎インテリア編につづく>

ちょっとだけ温故知新。The BMW Turbo. BMW Concept Cars.

画像: BMWグループデザイン副社長 Adrian van Hooydonkが語る、 The BMW Turbo. BMW Concept Cars. Ideas that proved true. www.youtube.com

BMWグループデザイン副社長 Adrian van Hooydonkが語る、
The BMW Turbo. BMW Concept Cars. Ideas that proved true. 

www.youtube.com
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