フォルクスワーゲンの6代目新型ポロがついに、ワールドプレミアを果たした。本国で発表されたリリースを読めば、新型ポロの完成度の高さはひしひしと伝わって来る。ここではその情報をもとに、新型の魅力の注目すべきポイントをピックアップしてみよう。

若々しく活気に満ちてカリスマ性も兼ね備えた、No.1の血統

画像: Rライン

Rライン

ポロブランドのサクセスストーリーを受け継ぐ使命を帯びて、第6世代のポロが誕生した。2009年に初代がデビューして以来、第5世代までに1400万台以上を世界で販売してきたというが、この数字は、比較的販売台数が多いコンパクトカーセグメントにおいても、突出して成功したクルマのひとつ、と言っていいだろう。

フォルクスワーゲン乗用車ブランド部門のCEO、ハーバート・ディエス氏は、次のように述べている。「新型ポロは若々しく活気に満ちたクルマでありながら、最先端かつ確固たる技術力に裏打ちされたカリスマ性もかねそなえています。私たちが生んだポロというブランドはこれからも、ナンバーワン・コンパクトであり続けてくれることでしょう」

サイズの拡大で「ゆとり」が広がり、装備の充実で「満足感」もクラスレス

画像: GTI

GTI

画像: ちょっと興味深い、vs先代&4代目ゴルフのディメンション比較。新型ポロは、全幅も4代目ゴルフに匹敵する。

ちょっと興味深い、vs先代&4代目ゴルフのディメンション比較。新型ポロは、全幅も4代目ゴルフに匹敵する。

4m越えの全長もさることながら、ディメンション的に注目すべきなのは、先代に比べて94mmほど伸ばされたホイールベースがもたらすメリットだろう。実は第4世代のゴルフ(2003年まで販売)と比べても、53mmほど長いのだ。それはたとえば足元のゆとりを広げるだけではなく、乗り心地までより上級なクラスに近づける可能性を秘めている。

空間のゆとりは、まるでマジックを使ったかのように広がった。ドライバーもパッセンジャーも、誰もがその恩恵を体感することができる。たとえばヘッドルームのゆとりは、約15〜20mmほど広がっている。一方で、ラゲージスペースもしっかり拡大されているから驚きだ。最大で351Lというキャパシティは、先代に対して実に25%も増えている。

画像: Beats

Beats

技術部門のトップ、フランク・ウェルシュ博士は、「新しいポロは、コンパクトカーのセグメントに明るい未来をもたらします」と語っている。

「『モジュラー・トランスバース・マトリックス(MQB)』をベースとした広大な室内空間や、天然ガスエンジン、アクティブインフォメーションディスプレイの最新世代、最新のインフォテインメントシステム、先進的なアシストシステムなどが与えられたことで、フォルクスワーゲンは従来の『クラス』という枠組みの限界を克服することができるでしょう」

ラインナップは、トレンドライン、コンフォートライン、ハイラインの3「ライン」に加え、GTIがトップグレードとして設定されている。オーディオブランドとのコラボモデル『Beats』は、新型ではカタログモデルになった。欧州向けにはRラインなど、多彩なパッケージ仕様も用意されている。

やはり欧州仕様のパワートレーンは、初めての天然ガス仕様TGIエンジンが話題になっている。もっとも、日本仕様ではおそらく輸入されることはないだろう。ガソリンエンジンTSIは1.0Lと1.5Lが合わせて4種類と、GTI用の2Lエンジンを用意。ディーゼルのDSGは、2種類から選ぶことができる。

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