2017年7月7日、シトロエンの新型C3がいよいよ日本で正式に発表された。気になる価格は、「FEEL」の216万円を皮切りに、トップグレードでも239万円ナリというバーゲンプライス。いろいろお値段以外にも、気になるスペックをいろいろ調べてみた。
画像: シトロエン新型C3の価格の安さにびっくり。ついでに、気になる「数字」をまとめてご紹介【新車】

価格帯は216〜239万円の、全3グレードでスタート

グレードは、ベーシックな「FEEL」が216万円からスタート。これにバックカメラ、ブラインドスポットモニター、バイトーンルーフ、コネクテッドカム、スマートキー/エンジンスタートボタン、16インチアルミなどが標準装備として加わる「SHINE」が、なんと23万円高の239万円に収まってしまうから驚いた。

ちなみに200台限定の「SHINEデビューエディション」は、アルミホイールが17インチになっても13万円安い226万円! これは絶対見逃せないお得ぶりだ。

エクステリアカラーは7色×3色から。内装色は2タイプ

ボディカラーは、白系、黒系、グレー系、薄いグリーン、青と赤、そしてオレンジの7色が揃う。SHINEならこれに、3パターンのルーフカラー「ブラン オパール」「ノアールオニキス」「ルージュアデン」をコーディネイトすることが可能。さらにボディ保護とファッション性を高めてくれる「エアバンプ」が2色から選べる。

全長3.99mで40mmローダウン、タイヤはクラス最大級

ルーフの高さは、先代よりも40mmほど下げられ、基本は丸っこいのにどこかシャープな印象を作り出している。全長3395×全幅1750×全高1495mmというコンパクトさだが、タイヤサイズはクラス最大の640mmの直径を持つ(205/55R16)。足元から、力強い踏ん張り感を生み出した。

室内のゆとりを感じさせるのは、肩口の室内幅1379mmと、先代から20mmほどプラスされているところ。小さなボディで室内は広いのに、ラゲッジルームは300Lをしっかり確保してある。

アクティブセーフティブレーキは5〜82km/hで作動。

画像: オシャレかつ質感も高いインパネ。シフトインジケーターが、なんだかとってもささやかで可愛い(赤枠内)

オシャレかつ質感も高いインパネ。シフトインジケーターが、なんだかとってもささやかで可愛い(赤枠内)

画像: 細かいところで、フランス車らしい洒落っ気が光る。とくにドアノブのデザインが秀逸だ。

細かいところで、フランス車らしい洒落っ気が光る。とくにドアノブのデザインが秀逸だ。

運転支援システムとして、「アクティブセーフティブレーキ」(5〜82km/hの間で作動)を装備、歩行者検知(二輪車は除く)機能は60km/h以下なら作動してくれる。「レーンデパーチャーウォーニング」は、65km/h以下に対応。
車両斜め後ろの死角にある後続車を確認できる「ブラインドスポットモニター」や、ふらつきを検知した時にドライバーに疲労に対処するため休むことを勧める「ドライバーアテンションアラート」も設定される。

画像: アクティブセーフティブレーキは5〜82km/hで作動。

「SNS映え」するユニークな装備として注目されるシトロエン・コネクテッドカムは、20〜60秒の動画撮影が可能。フルHDのセンサーは207万画素で、レンズの画角は120度に達する。事故などによって衝撃を感知した場合は、自動的に衝撃の前30秒、後60秒の動画を記録してくれる(メモリーは16GBを内蔵)。

ちょっと面白いのが、コネクテッドカムに内蔵されたGPSセンサーによる位置情報の取得ができること。アプリを使えば、愛車の位置情報をどこからでも知ることができる。これは「イザ」という時にとても心強い機能かもしれない。

モード燃費は18.7km/L。スペック以上にキビキビ走る3気筒ターボ

画像: モード燃費は18.7km/L。スペック以上にキビキビ走る3気筒ターボ

エンジンは1.2Lの直列3気筒ターボで、最高出力110ps、最大トルクは205Nmと、数値的には控えめ。だが本国ではすでに低速からトルクフルなことで定評があるだけに、数値以上に活発な走りが楽しめそうだ。ちなみにJC08モード燃費は18.7km/Lと発表されている。

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