7/7,8日に富士スピードウェイで行われたスーパーフォーミュラ第3戦。予選2番手からスタートした一昨年のチャンピオン石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が約1年ぶりに勝利。
画像1: 灼熱のサバイバルレースを石浦宏明が制す!
【スーパーフォーミュラ Rd03 富士SW】

土曜日の予選でポールポジションを獲得したのは昨年チャンピオンの国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、意外な事にこれがスーパーフォーミュラでの初ポール。2番手にはチームメイトの石浦宏明が続いた。

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【スーパーフォーミュラ Rd03 富士SW】
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【スーパーフォーミュラ Rd03 富士SW】

日曜日の決勝レースの周回数は55周250km、給油をしないと走りきれない距離なので全車1回のピットストップは必須だが、タイヤ交換については自由。ここが戦略の分かれるところ。
レースがスタートすると、ポールの1号車国本がスタートダッシュを決め独走態勢に入る。2番手には予選3位の19号車関口雄飛が、3番手には同4位の37号車中嶋一貴が上がり、2号車石浦はやや出遅れ4番手。

画像4: 灼熱のサバイバルレースを石浦宏明が制す!
【スーパーフォーミュラ Rd03 富士SW】
画像5: 灼熱のサバイバルレースを石浦宏明が制す!
【スーパーフォーミュラ Rd03 富士SW】

9周終了時にピットに入った36号車アンドレ・ロッテラーを皮切りに、早めのピット作業を行う戦略のマシンが続々とピットへ。ロッテラー、関口がピットインしたことにより前が開けた石浦がペースを上げトップの国本を追う。その時点でピットインせず3番手に上がっていた16号車山本尚貴だが、25周目に左リアタイヤのバーストによりリタイア。さらにトップを独走し31周終了でピットに入った国本が、ピットアウト後に何とスロー走行。サスペンショントラブルで再度のピットイン後リタイアとなってしまう。レースはサバイバルの様相を呈してくる。

画像6: 灼熱のサバイバルレースを石浦宏明が制す!
【スーパーフォーミュラ Rd03 富士SW】
画像7: 灼熱のサバイバルレースを石浦宏明が制す!
【スーパーフォーミュラ Rd03 富士SW】

国本の脱落でトップとなった石浦は38周までピットストップを引っ張ると、十分なリードを保ったまま給油とタイヤ4輪交換を済ませることに成功。そして2番手には7号車ローゼンクビストがジワジワと上がってくる。3番手には19号車関口を攻略した36号車ロッテラーが浮上。表彰台を狙いピットインのタイミングを遅らせていた18号車小林可夢偉は、ピット作業後にエンジンがかからず大きくタイムロス。関口の背後に迫ってきた15号車ピエール・ガスリーはフレッシュなタイヤで関口を攻め立てる。最終的に両車は0.034秒差で関口4位、ガスリー5位。

画像8: 灼熱のサバイバルレースを石浦宏明が制す!
【スーパーフォーミュラ Rd03 富士SW】

トップチェッカーを受けたのは2号車石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)で、この勝利によりポインリーダーに立つ。2位には7号車ローゼンクビストが、シリーズ参戦3戦目で初表彰台を獲得。予選12番手からの怒涛の追い上げをみせ場内を沸かせた36号車ロッテラーは3位表彰台、石浦とは2.5pt差のランキング2位となった。

(PHOTO:井上雅行)

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