フランスのグループPSA(プジョーシトロエングループ)が、独オペルと英ボクソールの買収を完了したと正式発表した。欧州に一大勢力が誕生したことになる。
画像: オペルのCEOとグループPSAのCEOががっちり握手。一大勢力の誕生だ。

オペルのCEOとグループPSAのCEOががっちり握手。一大勢力の誕生だ。

欧州市場のシェアは17%に達する

すでに3月に契約が締結されていたが、フランスのグループPSA(プジョーシトロエングループ)が、米ゼネラルモーターズ傘下にあった独オペルと英ボクソールの買収を完了したと正式発表した。

これで新生グループPSAは欧州市場でのシェアを17%として、フォルクスワーゲングループと対抗する一大勢力となった。

オペル/ボクソールのマネジメントグループは今後100日以内に将来の事業計画を策定した上で、営業利益率を2020年には2%、2026年には6%とすることを目指す。

すでにグループPSAとオペル/ボクソールは2012年から協力関係にあり、4モデルが共同開発されているが、今後はさらに協業が進み、2019年には欧州でのベストセラーカーであるオペルコルサの次期モデルも登場する予定だ。

また、グループPSAとゼネラルモーターズは今後も協力関係を続け、オペルの工場でGMブランド車生産などを継続する。

この一大グループ誕生によって、今後、欧州のコンパクトカー市場は俄然、競争が激しくなり活気づくだろう。それは結果的にユーザーメリットにつながるはずだ。

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