前回に続き、幕張メッセで開催された「オートモビル・カウンシル」で見つけた珍しいクルマ。コレ、なんていうクルマ?

ネオクラシカルな2ドア・スポーツクーペ

そのクルマはオートモビル・カウンシル会場の片隅にひっそりと展示されていたが、かなりのオーラを放っていた。
曲線美の美しい2ドアクーペは、わりとコンパクトなサイズで、ワインレッドのボディカラーが似合っていた。
イタリアンカロッツェリアの作品か、それとも日本のデザイナーのカスタマイズモデルか。それなら、ベース車両は…?

画像: キャノピー風のキャビンや、サイドウインドーまわりだけシルバーのカラーリングなども凝っている。

キャノピー風のキャビンや、サイドウインドーまわりだけシルバーのカラーリングなども凝っている。

このクルマの名前は、OSCA ドロモス。
OSCA(オスカ)とは、マセラティを創設したマセラティ兄弟が1947年に興した小さな自動車メーカー。レーシングカーやスポーツカーを何台か世に送り出しているが、1967年にフェードアウトした。
それから30年以上を経た1998年、日本人実業家によって活動を再開したOSCAが発表したクルマが、このドロモスだ。

全長4090×全幅1760×全高1150mm、ホイールベース2350mmのコンパクトで美しいボディは、60年代にザガートのチーフデザイナーだったエルコーレ・スパーダの手になるもの。
パワーユニットは、STIがチューンした(らしい)187ps/24kgmを発生するスバルの水平対向4気筒 2.5Lをミッドシップ搭載。
だが、ドロモスは残念ながら量産されることはなく、世界中でこの1台だけが日本に現存している。

画像: リアビューも独特。シャシはパイプフレーム製で、ボディカウルはFRP。市販化されていたら、アルミボディを採用していたかも…。

リアビューも独特。シャシはパイプフレーム製で、ボディカウルはFRP。市販化されていたら、アルミボディを採用していたかも…。

今回のオートモビル・カウンシル、このクルマを実際に見ることができたのが、いちばんの収穫だったかもしれない。

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