現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではそれをジャンル毎に紹介していく。今回からスポーツカーにスポットを当てるが、まずは「アウディ TT クーペ/ロードスター」をピックアップした。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
画像: アウディ TT クーペ 2.0 TFSI クワトロ。ラグジュアリースポーツからピュアスポーツへと進化。

アウディ TT クーペ 2.0 TFSI クワトロ。ラグジュアリースポーツからピュアスポーツへと進化。

徹底した軽量化を施した

独特のフォルムで一世を風靡した初代TTが登場したのは1998年のこと。以来スタイリングの基本コンセプトを継承し3世代目を迎えている。

現行モデルは2015年の上陸。アルミ多用の複合構造ボディで60kgの軽量化を達成したほか、バーチャルコックピットなどの最新アイテムも搭載した。

TTクーペはFFが180psの1.8TFSIで、ロードスターを含むクワトロモデルには230psの2.0TFSIを搭載。TTSは286psの2.0TFSIエンジンを採用している。

注目ポイント:3代目の登場当初、TTクーペは2.0TFSIのみを搭載していたが、1年後にFFは1.8TFSIにスイッチ。価格も手頃となり、気軽に楽しめるコンパクトクーペとなっている。

アウディ TT 主要諸元

全長:4180~4190mm
搭載エンジン:1.8L直4ターボ/2L直4ターボ
駆動方式:FF/4WD
トランスミッション:7速DCT/6速DCT
車両価格:4,690,000~7,680,000円

画像: アウディ TT RS クーペ。直列5気筒の2.5Lターボエンジンを搭載する。

アウディ TT RS クーペ。直列5気筒の2.5Lターボエンジンを搭載する。

新開発エンジンを搭載して上陸

2011年にデビューしたTTシリーズの最強力版がTT RS。日本導入はしばし途絶えていたが、この2017年3月から3世代目モデルをベースとした新型の受注が始まった。

アルミブロックの採用で大幅な軽量化を達成した2.5Lの直列5気筒直噴ターボは同時に発表されたRS3セダンと共通のユニット。

7速Sトロニックとクワトロ、そして軽量なクーペボディで0 →100km/h加速は3.7秒(ロードスターは3.9秒)と俊足だ。

注目ポイント:オプションだがテールランプにOLED=有機発光ダイオードが設定されている。OLEDは面で発光するため反射板などがいらずデザイン性も高い注目のライティング技術だ。

アウディ TT RS 主要諸元

全長:4190mm
搭載エンジン:2.5L直5ターボ
最高出力:400ps/5850-7000rpm
最大トルク:480Nm/1700-5850rpm
駆動方式:4WD
トランスミッション:7速DCT
車両価格:9,620,000~9,780,000円

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