現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではそれをジャンル毎に紹介していく。現在はスポーツカーにスポットを当てているが、今回は「アウディ R8 クーペ/スパイダー」をピックアップした。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
画像: アウディ R8 クーペ V10 5.2FSI クワトロ。扱いやすく、運転がうまくなったような気がする。

アウディ R8 クーペ V10 5.2FSI クワトロ。扱いやすく、運転がうまくなったような気がする。

540ps仕様と610ps仕様を設定

R8は2006年に初代モデルが発表されたアウディのフラッグシップスポーツ。現行モデルは2016年3月にフルチェンジされた2世代目だ。

アルミとCFRPのコンポジット構造となったスペースフレームボディのミッドに搭載されるのは、540ps仕様と610ps仕様の高回転型5.2L V型10気筒自然吸気エンジン。

前者はR8 V10、後者はR8 V10プラスと呼ばれる。パワフルなだけでなく、低負荷時に片バンクを停止させる気筒休止システムなども採用する。

注目ポイント:2000万円オーバーの高額スポーツカーにふたつのエンジン仕様を用意するというのはとても贅沢で、通常のV10は扱いやすさ重視、V10プラスは過激な味付けだ。

アウディ R8 クーペ 主要諸元

全長×全幅×全高:4425×1940×1240mm
搭載エンジン:5.2L V10
駆動方式:4WD
トランスミッション:7速DCT
車両価格:24,560,000~29,060,000円

画像: アウディ R8 スパイダー V10 プラス 5.2FSI クワトロ。オープンながらボディの剛性感はかなり高い。

アウディ R8 スパイダー V10 プラス 5.2FSI クワトロ。オープンながらボディの剛性感はかなり高い。

ボディ剛性が高いオープンモデル

クーペから遅れること1年、2017年3月にはオープンボディのR8スパイダーも新型に移行した。

クーペ同様アルミとCFRPのコンポジット構造を採用した基本ボディは重量208kgという軽量ぶりにもかかわらず、ねじれ剛性を50%引き上げることにも成功した。

50km/h以下で20秒で開閉可能なソフトトップもアルミと鍛造マグネシウムのフレームで44kgと軽く仕上がっている。搭載エンジンは510ps仕様のみで、610ps仕様の設定はない。

注目ポイント:クワトロシステムは電子制御の油圧多板クラッチ式。前輪と後輪の駆動力を100~0%の間で自在に割り振ることが可能で、強力なトラクションを実現している。

アウディ R8 スパイダー 主要諸元

全長×全幅×全高:4426×1940×1244mm
搭載エンジン:5.2L V10
最高出力:540ps/7800rpm
最大トルク:540Nm/6500rpm
駆動方式:4WD
トランスミッション:7速DCT
車両価格:26,180,000円

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