現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではそれをジャンル毎に紹介していく。現在はスポーツカーにスポットを当てているが、今回は「BMW 2シリーズ クーペ/カブリオレ」をピックアップした。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
画像: BMW M240i クーペ。Mパフォーマンスオートモービルズだ。

BMW M240i クーペ。Mパフォーマンスオートモービルズだ。

トップグレードには6速MTも設定

1シリーズのバリエーションとして登場した2ドアクーペが、2014年のフルモデルチェンジを機に2シリーズへと独立した。軽いウエッジシェイプを描く端正なフォルムは手頃なサイズ感もあって魅力的だ。

モデル展開は184psの2L直4ターボ搭載の220iのみ。スポーツとMスポーツのふたつのデザインラインが用意される。またMパフォーマンスオートモービルズとして、340ps仕様の3L直6ターボを搭載するM240iクーペが、8速ATと6速MTで用意される。

注目ポイント:2名分のリアシートは、2ドアゆえの乗降のしにくさはあるが、収まってしまえば居心地は悪くない。ラゲッジルームは1シリーズより大きい390L。実用性もそこそこ高い。

BMW 2シリーズ クーペ 主要諸元

全長:4440~4470mm
搭載エンジン:2L直4ターボ/3L直6ターボ
駆動方式:FR
トランスミッション:8速AT/6速MT
車両価格:4,780,000~6,450,000円

画像: BMW 220i カブリオレ スポーツ。4名乗車可能で収納スペースもそこそこ確保。

BMW 220i カブリオレ スポーツ。4名乗車可能で収納スペースもそこそこ確保。

電動ソフトトップを奢る

クーペに遅れること約1年、2015年3月に上陸したのが2シリーズカブリオレ。4人乗りのキャビンを覆うソフトトップはセンターコンソールのスイッチで操作する電動フルオート式で、約20秒で開閉が可能だ。

リアデッキ内に収納スペースがあるためトランクルームが少し圧縮されるが、それでもラゲッジルームは335Lの容量を確保している。エンジンは184psの2L直4ターボでスポーツ、ラグジュアリー、Mスポーツのデザインラインを用意する。

注目ポイント:空間的には後席の2名乗車も問題ないが、シートバックが立ち気味なために座り心地はもうひとつ。サイドウインドウを上げると、風の巻き込みはかなり抑えられる。

BMW 2シリーズ カブリオレ 主要諸元

全長:4440~4470mm
搭載エンジン:2L直4ターボ
最高出力:184ps/5000rpm
最大トルク:270Nm/1350-4600rpm
駆動方式:FR
トランスミッション:8速AT
車両価格:5,500,000~5,910,000円

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