スズキ・エスクードに、2L自然吸気エンジン並みの出力/トルクを持つ1.4L直噴ターボエンジン搭載モデルが登場。4WDシステム「オールグリップ」を搭載、走行安定性と走破性を確保する。モータージャーナリスト、岡本幸一郎氏のレポートだ。
画像: 現行型は4代目となるモデル。ハンガリーのスズキ子会社、マジャールスズキで生産されるモデルで、日本では「輸入車」扱いとなる。

現行型は4代目となるモデル。ハンガリーのスズキ子会社、マジャールスズキで生産されるモデルで、日本では「輸入車」扱いとなる。

余裕のあるスペックで走りも燃費もグッド

ハンガリーで生産されて日本にやってくる現行エスクードの発売から3年たらず、これまでの1.6Lの自然吸気に加えて、1.4Lターボが追加された。

国内向け初採用となるこのエンジンは、スズキがデュアルジェットエンジンで培った吸気ポートや燃焼室などの燃焼技術と、軽自動車で培ったターボ技術を進化させ、新たにダウンサイジング直噴ターボエンジンとして開発したものだ。これにより1.6Lに対して19ps増、59Nm増と大幅なスペック向上をはたす。組み合わされるのが、このクラスとしては珍しいトルコンの6速ATである点も特筆できる。

画像: 1.4ℓ直噴ターボ「ブースタージェット」搭載。この9月に発表される新型スイフトスポーツに搭載されるものと同じ型のエンジンだ。

1.4ℓ直噴ターボ「ブースタージェット」搭載。この9月に発表される新型スイフトスポーツに搭載されるものと同じ型のエンジンだ。

内外装についてもフロントデザインをはじめ各部に専用に加飾が施されている。赤を強調したインテリアは走りのよさを印象づけるためだろうが、実際の走りもなかなかのものだ。

画像: インパネの質感は良好。「スタンダードメモリー8インチナビセット」は工賃込みでオプション18万9594円。

インパネの質感は良好。「スタンダードメモリー8インチナビセット」は工賃込みでオプション18万9594円。

画像: トランスミッションは6速トルコンATを採用。パドルシフトも標準装備。

トランスミッションは6速トルコンATを採用。パドルシフトも標準装備。

画像: 4WDシステム「ALL GRIP(オールグリップ)」。「AUTO」「SPORT」「SNOW」「LOCK」4つのドライビングモードを設定。

4WDシステム「ALL GRIP(オールグリップ)」。「AUTO」「SPORT」「SNOW」「LOCK」4つのドライビングモードを設定。

画像: 赤で加色された2眼メーター。速度計は220km/hスケール。

赤で加色された2眼メーター。速度計は220km/hスケール。

エンジンフィールはまったく別モノで、高速巡行も余裕でこなすし、ワインディングの登り坂での走りっぷりもぜんぜん違って、1.6L自然吸気モデルではややストレスを感じそうな状況でも、こちらはものともせず駆け上がっていける。ターボラグも気にならず、車両重量が軽いこともあって市街地でも扱いやすい。

1.6Lモデルと同じくパドルシフトも付いているし、スポーツモードが選べるのもうれしい。それでいて燃費は、ワインディングをそれなりに元気よく走っても13km/ℓ前後で、高速巡行では20km/ℓをラクに超える。あくまで感触ではあるが、JC08モード燃費の公表値も近いように、実燃費も1.6L自然吸気モデルと大差ないような気がする。

軽快なフットワークも魅力。さすがは欧州メインのクルマらしく、適度に引き締まった足まわりは、低速ではややコツコツ感じるが、車速を上げるほどにフラット感が高まっていく。むろんオフロードではALL GRIPが頼りになるに違いない。

価格差は1.6Lモデルの約24万円だが、自動車税はむしろ5000円安くなるし、標準装備されるエアバッグやスピーカーなどはコチラのほうが充実することを考えると、どちらを選ぶほうが賢明か、もはや考えるまでもないのでは?

■文:岡本幸一郎/■写真:伊藤嘉啓

画像: 全長は4.2mのCセグメントSUV。全グレードともフルタイム4WDとなる。

全長は4.2mのCセグメントSUV。全グレードともフルタイム4WDとなる。

エスクード1.4ターボ主要諸元

●サイズ=4175×1775×1610mm ●車両重量=1220kg ●エンジン=直4DOHCターボ 1371cc ●最高出力=136ps/5500rpm ●最大トルク=210Nm/2100-4000rpm ●JC08モード燃費:16.8km/ℓ●258万6600円

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.