10月25日に開幕(一般公開は28日)する「東京モーターショー2017」。いよいよカウントダウンだが、この短期集中企画では過去の東京モーターショーで注目を集めたモデルや出来事などを紹介したいと思う。第4回目は2009年の東京モーターショーに登場した「レクサスLFA」だ。
画像: 2009年の東京モーターショーの華となったレクサスLFA。

2009年の東京モーターショーの華となったレクサスLFA。

ヤマハ製V10DOHCを搭載

2009年の東京モーターショーにはそれまでにない逆風が吹いていた。2008年秋に起きたリーマンショックによる経済不況で世界の自動車市場は惨憺たることになり、それを理由に海外のほとんどのメーカーが東京モーターショーを欠席してしまったのだ。

日本メーカーも出展こそしたものの自粛ムードが漂い、多くのメーカーのブースには華やかさは感じられなかった。東京モーターショーらしい“お祭りムード”はどこへやらという雰囲気だったのだ。

報道陣も通常は各社のプレスブリーフィングを回るのに右往左往するのだが、この年は参加メーカーが少ないので余裕で全社を回ることができた。そんな中で“さすがに懐が深い”と感じさせたのがトヨタだった。

画像: 現在のレクサスLCへとつながるものを感じさせるリアデザイン。

現在のレクサスLCへとつながるものを感じさせるリアデザイン。

トヨタ86の前身となる「トヨタFT-86コンセプト」と「レクサスLFA」を公開したのだ。自粛ムードが強く各社は展示するにしても環境対応車が中心となる中、ショーの華として走る歓びに満ちたモデルをトヨタとレクサスから1台ずつ出展したのだった。

とくにレクサスLFAはこのときすでに2010年末に世界限定500台で発売予定と発表されていて、さらにドイツのニュルブルクリンクでの試乗記が入ってきていたので会場での注目度は高かった。

画像: ヤマハブースに展示されたV10エンジンとテスト車両。

ヤマハブースに展示されたV10エンジンとテスト車両。

レクサスLFAは最高出力560ps/8700rpm、最大トルク480Nm/6800rpmのヤマハ製4.8L V10DOHCエンジンを搭載した。そしてこのエンジンはヤマハのブースで単体展示されており間近でじっくり観察することができた。駆動方式はFRでトランスミッションは6速AMT、最高速は325km/h、0→100km/h加速は3.7秒と発表された。

試乗したジャーナリストの評価は頗るよく、とくに“官能的なスポーツフィール”には驚きの声さえ上がった。LFAはレクサスブランドにスポーツカーは不可欠なものであるとして登場した。そして、このプロジェクトが現在のレクサスLC誕生へとつながっていったのだ。2009年の東京モーターショーで記憶に残るモデルとしては、まっさきにこのレクサスLFAが挙げられるのは当然と言っていいだろう。

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