某自動車メーカーのショールームで見つけた、珍しいクルマ。コレ、なんていうクルマ?

前1輪、後2輪の3輪自動車!?

外から見たときは「フジ・キャビン?」と思ったんだけれど、ショールームの中に入って見たら、今までに見たことのないクルマだった。
コンパクトなボディに、前1輪/後2輪の3輪自動車! そういえば、フジ・キャビンは前2輪/後1輪だったっけ。
どう見ても1960年代以前のスタイルみたいだけど、このクルマの正体は…?

画像: ウインドーはすべて平面ガラスなのも時代を感じさせる。グリルレスのフロントマスクに、半円形のバンパーが可愛らしい。

ウインドーはすべて平面ガラスなのも時代を感じさせる。グリルレスのフロントマスクに、半円形のバンパーが可愛らしい。

このクルマの名前は、「ダイハツ BEE(英語でミツバチの意味)」。1951年製。
戦後間もなく3輪自動車の研究・試作をはじめたダイハツが、外国車のカタログ写真を参考に外形を検討するなど、手作りの苦労を重ねて完成させたモデルだ。
全長4080×全幅1480×全高1440mm、ホイールベースは2400mmというコンパクトなサイズながら、乗車定員は4名を確保している。車重は960kg。
リアに搭載される804ccのエンジンは日本初の水平対向式2気筒OHVで、18psを発生した。ミッションは3速フロアMT。

画像: テールライトはナンバープレート上の小さな丸いものだけ! この角度から見ると、前輪が見えない…!

テールライトはナンバープレート上の小さな丸いものだけ! この角度から見ると、前輪が見えない…!

3輪トラックで培った技術を集結し優れた性能を実現し、車名のとおりミツバチを思わせるユニークなスタイルも好評を得た。
だが手作業が多いため大量生産がかなわず、約300台で生産を終了した。
それでもBEEの試みは、さまざまな乗用車のスタイル、居住性、性能など、その後のダイハツの自動車開発に活かされていった。

なお、このBEEはダイハツ工業 東京支社ショールームに2017年いっぱいは展示されている予定だ。

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