ビッグサイズの4ドアクーペ、アウディ A7 スポーツバックの新型車がドイツ本国で発表された。まずは3L V6ターボエンジンを搭載したA7 55 TFSIが2018年2月末に販売を開始される。

A7の上級モデル、新型A8に搭載されたいくつもの最新技術を採用する

2017年10月19日、アウディの新型A7スポーツバックがドイツ本国で発表された。5000mmに迫る全長に約1900mmの全幅を持つビッグサイズの4ドアセダンで、クーペのようなシルエットを持つグランツーリスモだ。

2017年7月に本国で登場したA8と比べても、全高を約50mm低く1422mmとしている。さらに横に広く開けられたシングルフレームグリルは低く配置され、ヘッドライトは細く、低く伸びやかにデザインされたボンネットなどから、ひと目でスポーツ色の強いモデルであることがわかる。

画像: まずは340ps/500Nmを発生する3L V6エンジンが搭載される。グレード名は新しい命名基準により「A7 55 TFSI」となる。

まずは340ps/500Nmを発生する3L V6エンジンが搭載される。グレード名は新しい命名基準により「A7 55 TFSI」となる。

このスポーツ性はもちろんデザインだけでなく、性能的な意味においても進化している。四輪操舵システムや減衰力をリアルタイムで自動調整していくアダプティブエアサスペンションなど、最新技術が多く投入されている。四輪操舵システムは走行安定性だけではなく、低速走行時の小まわり性能にも大きく影響する。ハンドルをフルロックした状態で非搭載モデルと比べると、最小回転直径は1.1m(EU準拠の数値)も小さくなるのだという。

搭載されるエンジンは当面3L V6ターボの1種類のみ。その後、別バージョンのV6、直4を順次導入予定だという。最初の3L V6ターボ(340ps/500Nm)を搭載したモデルは「A7 55 TFSI」というグレード名となる。この名称に違和感を覚えた人もいるだろう。これまでの排気量をベースとした名称(3.0TFSI、2.0TFSIなど)から、変更されているのだ。新型A8から始まった命名基準で、最高出力によって“30”や“45”などの数字が与えられる。3.0 TFSIエンジンを搭載しているA7には“55”が割り当てられている。

画像: A7スポーツバックのスタディモデルとなった「prologue」。細いヘッドライトやシングルフレームグリルなどはよく似ている。

A7スポーツバックのスタディモデルとなった「prologue」。細いヘッドライトやシングルフレームグリルなどはよく似ている。

さらに、将来的には自動運転へと進化していくであろう“アウディ AI”も搭載される予定で、2018年から、ドライバーがクルマを降りた状態で自動駐車するリモートパーキングやリモートガレージパイロットを投入していく。

日本での販売時期についてはまだアナウンスされていない。ちなみに、ドイツ本国での車両価格は6万7800ユーロ、日本円に換算すると約906万円(2017年10月20日現在)となっている。

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