路上駐車はすべて違法、そう考えているドライバーもいるのではないか。たしかに、緊急車両や他車の交通の妨げやになり、道路交通法に違反する可能性が非常に高い。では合法的に路上駐車できる道路はあるのか、この辺の事情に詳しい植村祐介氏に聞いてみた。

東京都23区内でも探せばある、路上駐車の安全地帯

多くの人は「路上駐車はすべて違法」と思っているのではないだろうか。ところが実際のところ、「法律で禁止された場所」に駐車することが違法なのであって、路上駐車がただちに違法となるわけではない。

道路交通法では、標識や標示で禁止されている場所に加え、坂の頂上付近、トンネル、交差点や横断歩道から5m以内などを駐停車禁止に、道路に接する自動車用の出入口から3m、消防用施設から5mなどを駐車禁止にしている。またこれらをクリアしても、クルマの右側に幅3.5mの余地がない状態での駐車は違法となっている。日本では、ほとんどの道路がこれらのいずれかにあたるため、事実上「路上駐車は違法」になっているのである。

では“合法的”に路上駐車できる道路は果たして日本に存在するのだろうか? その答えはイエス、だ。

画像: 東京都23区内でも探せばある、路上駐車の安全地帯

まず、もっとも代表的な例がパーキングメーター設置エリアだ。もちろんお金をパーキングメーターに入れて停めることは合法だ。しかし、パーキングメーターの作動時間を示す青い標識に並んで、時間外を駐車禁止とする標識がない場合、時間外にお金を入れずに駐車することも合法となっているのだ。

ただ、気を付けなければならないのは、一方通行でパーキングメーターが道路の右側に設置されているケースだ。ここでの作動時間外駐車は、たとえ駐車禁止の標識がなくても、道路交通法における「駐車の方法」に違反することになる。Pの文字が入った青い四角の看板が併設されている場合のみ、右側駐車が可能だと覚えておこう。

つぎに比較的見つけやすいのが、駐車禁止の標識が時間帯や曜日を指定している道路だ。この場合、先に上げた交差点や横断歩道などとの距離や、クルマの右側に3.5mの余地さえあれば、指定時間外、指定曜日外の駐車は合法となる。

画像: パーキングメーター設置エリアは合法的に路上駐車できる場所のひとつ。コインパーキングよりも割安で停められることもあるのだ。

パーキングメーター設置エリアは合法的に路上駐車できる場所のひとつ。コインパーキングよりも割安で停められることもあるのだ。

最後にこれは非常にレアだが、駐車禁止の指定を受けていない道路もある。「そんなの、どんな田舎の道路だよ」という声が聞こえてきそうだが、じつは東京23区内にも、ターミナル駅から徒歩圏を含め、いくつか存在するのである。見つけられた人はとてもラッキーだろう。

なお路上駐車そのものが合法な道路であっても、12時間(夜間は8時間)以上の駐車は自動車保管場所法により、単なる駐車違反よりもずっと重い20万円以下の罰金となる。要注意だ。

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