冬こそアクティブにドライブしたい! ということで、唯一無二の悪路走破性を持つミニバン、三菱デリカD:5を旅のお供に、モータージャーナリストの こもだきよしレポーターが、1泊2日のロングツーリングに出かけた。

■文:こもだきよし/■写真・動画:井上雅行

どうせ冬なのだから、うんと寒いところへ行こう!ということで、東京から東北道を北上するロングドライブをスタート。生まれてからこれまで本物を見たことがない“樹氷”を見に行くことにした。

発売10周年記念モデルの“シャモニー”

今回の旅のお供は、三菱デリカD:5。2017年10月に発売された冬の特別仕様車「シャモニー」だ。このモデル、デリカD:5発売10周年を記念したもので、ボディサイドには「10th Aniversary」と特別なデカールが入っている。

現行5代目デリカD:5のデビューは、2007年1月。これまで数多くのマイナーチェンジや商品改良を行い、ユーザーのニーズに応えてきた。

電子制御4WDやASCの採用、対地障害角や最低地上高の確保による悪路走破性の高さ、環状骨格構造(リブボーンフレーム)によるボディ剛性など、ミニバンとして唯一無二の存在としていまも根強い人気を誇っている。

画像: 力強い走りを表現するスクエアなボディデザイン。ミニバンらしからぬ悪路走破性で、未だに根強い人気を誇っている。

力強い走りを表現するスクエアなボディデザイン。ミニバンらしからぬ悪路走破性で、未だに根強い人気を誇っている。

アイポイントが高いのに横方向のふらつきが少ない

東北道の良さは比較的交通量が少ないことだ。行楽や帰省の時期を除いて、ウイークデイは前後のクルマを気にしなくていいから走りやすい。宇都宮から北は片側2車線になるが、自分のペースを守って走れるから楽チンだ。当日の東北道はドライ路面で走れた。

ヨコハマのスタッドレスタイヤを履いたデリカD:5は、ハンドル手応えがしっかりしていて、高速道路でも一般道でも安心感があった。車高が高く、当然アイポイントも高いが、横方向のふらつきが目立たない。3列シート車に編集者とカメラマンと筆者の3人乗り・・・という贅沢なドライブだが、広い空間はロングドライブでも疲れ知らずだ。

低回転域で力があるディーゼルエンジンの恩恵で、100km/hでのエンジン回転数は1800rpmと低いから、走行中の静粛性も保たれている。市街地走行ではディーゼル特有の音が若干聞こえるが、耳障りではない。当然、エンジンの回転が少ないから燃費も良い。満タンからなら700km以上は走れそうだ。

画像: 搭載エンジンは4N14型直4DOHCディーゼルターボ。排気量2267ccで148ps/360Nmを発生する。JC08モード燃費は13.0km/L。今回のロングドライブでは高速走行中心ということもあり、その数値以上の実燃費を記録した。

搭載エンジンは4N14型直4DOHCディーゼルターボ。排気量2267ccで148ps/360Nmを発生する。JC08モード燃費は13.0km/L。今回のロングドライブでは高速走行中心ということもあり、その数値以上の実燃費を記録した。

到着したのは今晩の宿となる遠刈田温泉。山の上に刈田というところがあるが、そこからは遠いので遠刈田(遠かった→とおがった)と呼ばれるようになったらしい。さすがに東北らしく「かった」が「がった」に訛っている。東京からも、とおがった。

絵付け体験もできる みやぎ蔵王こけし館

この遠刈田にある名物といえば「みやぎ蔵王こけし館」である。全部で5000体以上という様々なこけしの収集もすごいが、今では十数人になってしまったというこけし作りの職人さんがその作業を目の前で見せてくれるのだ。

自作の特殊形状の長い刃物で回転させている一本の木を、こけしの形状に削っていく作業は見事だった。こけしづくり70年以上の超ベテラン佐藤さんが、いかにも簡単そうにやっているのを見て、自分でも試しにやって見たくなった。そこでお願いをして道具を借りて教えてもらうことになった。しかし、とても難しいことがわかっただけだった。

やはり素人がちょっとの練習でできることではない。今はこけし作りの後継者を育てているそうだが、この名人の技術は伝承してもらいたいと思った。

観光客できるこけし作りもあった。こけし絵付け体験だ。

師匠である佐藤さんの指示どおりにはうまくいかないが、それでもなんとなくこけしの雰囲気のものはできた。

こけしは地方によって形や模様が違い、作者ごとに特徴があるので実はなかなか奥が深いものだった。

画像: 宮城蔵王こけし館 youtu.be

宮城蔵王こけし館

youtu.be

遠刈田温泉の源泉は、70℃近い温度なのだそうだ。泉質は「ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉」の薄い茶褐色で濁りがない湯である。ちょっと熱めの温泉は中性だから、身体がヒリヒリすることはない。じっくり浸かっていても気持ちがいい。そのままシャワーを浴びずにタオルで拭けば、朝まで身体はホカホカだ。

画像: 遠刈田温泉街の中心部にある共同浴場、神の湯。源泉温は68℃と高温なため加水しているという。入浴料おとな330円。

遠刈田温泉街の中心部にある共同浴場、神の湯。源泉温は68℃と高温なため加水しているという。入浴料おとな330円。

女将が作った夕食は何品あるか数えきれないくらいたくさん出てお腹いっぱいになった。でも地元で取れた野菜が中心だから、身体にも優しいし、朝ごはんのときにはまたお腹が空いていた。

遠刈田温泉には銭湯のようなものもある。町の人は3000円払えば、1カ月入り放題。家にお風呂は不要だそうだ。羨ましい限りだ。

さて明日は「すみかわスノーパーク」へ向かい、いよいよ樹氷とご対面だ。

今回の試乗車
デリカD:5 シャモニー
DELICA D:5 10th ANNIVERSARY

●全長×全幅×全高=4730×1795×1870mm ●ホイールベース=2850mm ●トレッド前/後=1540/1540mm ●室内長×幅×高=2915×1505×1310mm ●駆動方式=4WD ●トランスミッション:6速スポーツモードAT ●乗車定員=8名 ●エンジン=直4DOHCディーゼルターボ・2267cc ●エンジン最高出力=148ps/3500rpm ●エンジン最大トルク=360Nm/1500-2750rpm ●燃料・タンク容量=軽油・64L  ●タイヤサイズ=225/55R18
●車両本体価格=383万4000円

画像: 遠刈田の街を走行するデリカD:5。遠刈田系こけしの地だけあって、街のあちこちにこのようなオブジェがある。

遠刈田の街を走行するデリカD:5。遠刈田系こけしの地だけあって、街のあちこちにこのようなオブジェがある。

デリカD:5 シャモニー
DELICA D:5 10th ANNIVERSARY 特長装備

エクステリア
●10th Annyversaryサイドピンストライプ&デカール(メッキ調) ●225/55R18タイヤ(マッド&スノー)+アルミホイール(ダーククローム調塗装)●メッキリアガーニッシュ(クリアタイプ)●フォグランプベゼル(メッキ)●ウインカー付電動格納式ドアミラー(メッキ)●アウタードアハンドル(メッキ)●CHAMONIX専用エンブレム(テールゲート)
インテリア
●専用シート生地 スエード調人工皮革「グランリュクス(R)」(撥水機能付:シルバーステッチ)●運転席パワーシート(スライド/リクライニング/ハイト/チルト)●アルミペダル(アクセル/ブレーキ)●センターパネル「10th Anniversary」ラベル付き●アッパーグローブボックス「ピアノブラック・DELICA文字(メッキ)」●パワーウインドウスイッチパネル(ピアノブラック、フロントシート/セカンドシート)●ルーフビームガーニッシュ(ホワイト天井照明)●ルームマップランプ(フロント・大型)●7インチWVGAディスプレイメモリーナビゲーション「MMCS」

後編は ↓ こちら

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