BMWのコンパクトSUV、X1をベースにクーペルックとしたX2がドイツ本国で発表されて試乗会も開催された。BMWらしいスポーティさは健在なのか、チェックしてみた。

■文:石井昌道

画像: X2の全高はSUVの中でもかなり低い1526mm。さらに最低地上高は183mm確保されている。

X2の全高はSUVの中でもかなり低い1526mm。さらに最低地上高は183mm確保されている。

エクステリアデザインからわかるとおり、走りもやっぱりスポーティ

近年、ラインアップ拡張が著しいBMWがまたニューカマーをリリースした。X1とX3の間に位置するX2。X1と同様のFFプラットフォームでクーペルックとなるスペシャリティ的なモデルだ。偶数名のX4などと同様でBMWではSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)と呼ぶジャンルになる。

X1に比べると背の低さが目立ち、日本の立体駐車場要件の1550mm以内に収まっているので、これならショッピングリストに載せられるという人も少なくないことだろう。

画像: X1と比較すると全高の低さよりも、ガラス面積の小ささと上下幅の薄さに驚かされる。

X1と比較すると全高の低さよりも、ガラス面積の小ささと上下幅の薄さに驚かされる。

クーペルックだが、X4ほどルーフ後端を下げていないのはコンパクトなボディでの後席居住性を考慮してのこと。それでもスリムなサイドウインドーグラフィックや傾斜したテールゲートなどで巧みにクーペルックを実現。CピラーのBMWエンブレムは3.0CSなど、かつてのクーペに倣ったものだ。

見るからにスポーティなX2だが、走らせてみても期待を裏切らない。最近のSUVは良くできていてセダンライクだと言われるが、それでもまだ高い全高で快適性とスポーティさなどのバランスをとると、動きの素直さにやや無理があるのが常。

だがX2はSUVの中でもかなり低重心。しかもX1をベースにジオメトリーの最適化やスプリング、ダンパー、スタビライザーの強化など入念にシャシを造り込んでいるので、セダンライクの度合いはかなり高い。

ワインディングを走れば、BMWらしい俊敏で正確性の高いハンドリングが実現されているのだ。強調したいのは、FFではあるもののBMWのFRとステアリングフィールや動きの質感が極めて近いこと。古くからのBMWファンも乗れば納得がいくことだろう。

今回の試乗車xDrive20d Mスポーツは、スポーツサスペンションと19インチのランフラットタイヤを履いていたがスムーズな乗り心地。ユーティリティの高さとプレミアム感、そして運転の楽しさが同居した欲張りなモデルであり、クルマ好きの都市生活者などにはぴったりのモデルなのだ。

BMW X2 xDrive20d(欧州仕様)

●サイズ=4360×1824×1526mm ●ホイールベース=2670mm ●車両重量=1600kg ●エンジン=直4DOHCディーゼルタ1ーボ 1995cc ●最高出力=190ps/4000rpm ●最大トルク=400Nm/1750-2500rpm ●駆動方式=4WD

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