自動車の歴史を振り返るWebモーターマガジンのオリジナル企画「今日は何の日?」。2月14日は3代目レジェンドが発表された日。今から23年前、1996年にタイムスリップ。

3代目レジェンドってどんなクルマ?

1985年に初代が登場して以来、ホンダのフラッグシップカーとして存在感を示していたレジェンド。初代においては1987年の「日本初」運転席SRSエアバッグ搭載、89年に「世界初」FF車トラクションコントロールシステム導入、2代目においては「日本初」助手席SRSエアバッグシステムを搭載するなど、最新の安全システムを投入するモデルでもあった。

この3代目は人間の五感を基準にした高級車づくりである新しい手法「感研究」を用いて開発された。感研究とは、乗り手がクルマに期待する感覚と実際の体感にズレがない「ヒューマンリニアリティ」の実現に向け、走り感/操縦感/操作感などの動的領域だけでなく、デザイン/色彩/素材などの静的領域まで、100項目を対象に研究したものだ。

エンジンは3.5LのV6SOHCであるC35A型を新搭載。これに4速ATを組み合わせて、10・15モード燃費は8.7km/Lを記録した。

発売された1996年はバブル景気が崩壊した後で、セダン人気も低迷、日本における販売台数は芳しくなかった。2004年には、前後輪と後輪左右の駆動力を自在にコントロールする世界初のシステム「SH-AWD」を搭載した4代目レジェンドへとフルモデルチェンジされた。

画像: 全長5m近いアメリカンサイズ。

全長5m近いアメリカンサイズ。

画像: リアスタイル。

リアスタイル。

画像: メーターは自発光式のブラックフェイス3眼タイプ。

メーターは自発光式のブラックフェイス3眼タイプ。

画像: メーカーオプションのホンダ3-Dナビゲーションシステム。6インチ液晶画面で、鳥瞰図も表示が可能。「ナビ研CD-ROM Ver2.0に対応」なんて、懐かしい響き。

メーカーオプションのホンダ3-Dナビゲーションシステム。6インチ液晶画面で、鳥瞰図も表示が可能。「ナビ研CD-ROM Ver2.0に対応」なんて、懐かしい響き。

車両価格(当時)

レジェンド・ユーロ 338万円
レジェンド 348万円
レジェンド・エクスクルーシブ 408万円
※東京での価格。

主要諸元

全長×全幅×全高=4955×1810×1435mm
ホイールベース=2910mm
エンジン=V6SOHC 3473cc
最高出力=215ps 最大トルク=31.8kgm
トランスミッション-4速AT

1996年には何があった?

ニュース

●アトランタオリンピック開催
●羽生善治が将棋タイトル七冠独占
●NINTENDO64/たまごっち発売

ヒット曲

●名もなき詩 Mr.Children
●DEPARTURES globe
●空も飛べるはず スピッツ

画像: 最上級グレード、エクスクルーシブ。

最上級グレード、エクスクルーシブ。

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