2018年2月22日、光岡自動車はフラッグシップの2シーターオープンモデル「Himiko(ヒミコ)」をフルモデルチェンジし、同月23日に発売する。価格は497万8800円〜598万3200円となっている。

クラフトマンシップを貫き、ひと月に2〜3台が生産される

先代のマツダ ロードスター(NC型)のRHTをベースに、ホイールベースを200mm延長してクラシックスタイルのエクステリアをもたせて2008年12月にデビューした光岡自動車の初代Himiko。アクの強い独特なエクステリアから、個性の強いモデルを求めるユーザーから根強い支持を獲得している。

デビューから約9年、そんなHimikoがフルモデルチェンジした。今回もやはり、ベースとなる現行ロードスターのホイールベースを延長している。ただし、伸ばした長さは140mmと先代(200mm)と比較すると短い。そのワケはもちろんデザイン的な要素も大きいものの、重量増を避けたいという思いもあったようだ。

画像: Himikoのコンセプトは変わっていない。ひと目でそれとわかる強い個性を放つ。

Himikoのコンセプトは変わっていない。ひと目でそれとわかる強い個性を放つ。

実は、最新のHimikoは1.5Lエンジンを搭載するロードスターがベースだ。ボディサイズを大きくし過ぎると、走っていて“愉しくない”クルマになってしまう。それは光岡自動車としても本意ではない。では、2LエンジンのRF(リトラクタブル・ファストバック)をベースにすれば、と思うかもしれないが、これはクラシックなデザインに仕上がらないということから却下されたという。こうした経緯もあり、最新モデルは先代よりも約100kg軽い1130kg(S・6MT)に仕上がっている。

画像: エンジンはロードスターに搭載されている1.5L直4DOHC。

エンジンはロードスターに搭載されている1.5L直4DOHC。

デザインコンセプトはこれまでと変わっていない。しかし、フロントフェンダーやトランクには1930年代のビンテージカーデザインを現代解釈して、新たな造形として取り入れているという。しかもボディサイドの三角形には、空力的要素も盛り込まれている。このパネルを別体としてスリットを設けることで、走行中の空気(負圧)を逃がす効果もあるという。その他にもアンダーカバーや48:52の前後重量配分など、操縦安定性を重視した構造としている。

画像: フェンダーのパネルにはスリットがあり、ここから空気を逃がす。

フェンダーのパネルにはスリットがあり、ここから空気を逃がす。

走り味は「余裕を持って優雅に、心が解放されるかのようだ」と解説されていた。

グレードの構成は5つが用意され、このほかに特別仕様車「RED TOP」も3月31日までの期間限定で発売される。

光岡自動車 Himiko 価格表

S (6速MT) 497万8800円
S Special Package (6速AT) 544万3200円
S Special Package (6速MT) 528万1200円
S Leather Package (6速AT) 598万3200円
S Leather Package (6速MT) 585万3600円
RED TOP (特別仕様車・6速AT) 598万3200円
RED TOP (特別仕様車・6速MT) 585万3600円

光岡自動車 Himiko S 主要諸元

■全長×全幅×全高:4580×1740×1235mm ■ホイールベース:2910mm ■車両重量:1130kg ■エンジン:1.5L 直列4気筒DOHC ■最高出力:96kW(131ps)/7000rpm ■最大トルク:150Nm(15.3kgm)/4800rpm

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