日本では十分に大きなサイズだが、アメリカではミドルクラスSUVにあたるキャデラック XT5 クロスオーバーを岡本幸一郎レポーターが試す!

ドイツ御三家にはない魅力のあるラグジュアリーSUVをお探しなら…!

SUV全盛の中、キャデラックは「SRX クロスオーバー」の後継となるニューモデルを「XT5 クロスオーバー」と車名を一新、装いを新たに送り出した。
前身のSRXに比べると全体的に“尖り”が抑えられた一方で、内外装ともラグジュアリー感が大きく増したことを直感する。まさしく“贅をつくした”という言葉がピッタリのインテリアは、クラフトマンシップとモダンさが見事なまでに融合している。こうしたドイツ御三家とは異質の雰囲気を好む人も少なくないことだろう。

インパネにある物理的スイッチは空調に関するもののみで、その他はタッチパネル化によりスッキリとしている。スマホとの連携も抜かりはない。また、キャデラックならではの振動する位置で危険の迫った方向を知らせるシートなどを備えた最先端を行く先進安全運転支援システムもしっかり身に着けている。
大開口のパノラミック電動サンルーフにより、どの席に座っていても絶大な解放感を味わうことができるのもうれしい。後席の居住性も申し分なし。フラットなフロアにより足元も広々としている。大容量のラゲッジにはレールと調整式のフェンスが配されているのも特徴だ。

ドライブフィールもいたって現代的で、剛性を高め、大幅に軽量化した車体による軽快なフットワークが心地良い。前身のSRXに比べると全体的に洗練されていて、欧州勢に比べてもまったくひけをとる印象はない。
いまやこのクラスでも貴重になってきた自然吸気3.6LのV6エンジンはレスポンスが良く、とても吹け上がりがスムーズでパワフルだ。いかにも抜けの良さそうなエキゾーストサウンドを聴かせてくれる。
さらには気筒休止機構を備えており、条件に合わせてV6とV4を使い分けていて、けっこう頻繁に切り替わるのだが、そのときに違和感を覚えることもない。

走りをはじめハード面の仕上がりはドイツ勢に対しても遜色なし。それでいてドイツ勢とは一味違った、アメリカ流のラグジュアリーをたっぷり味わわせてくれる。さらには充実した内容ながら割安感のあるコスパの高さも魅力だ。
左ハンドルのみというのが日本ではネックとなるだろうが、むしろ左だからこそ欲しいという人も少なくないはず。それも含めこのクルマに共感を覚える人にとって、けっして期待を裏切ることのない、素晴らしい仕上がりであることを、念を押してお伝えしておきたい。
(文:岡本幸一郎 写真:永元秀和、ほか)

キャデラック XT5 クロスオーバー プラチナム 主要諸元

全長×全幅×全高:4825×1915×1700mm
ホイールベース:2860mm
重量:1990kg
エンジン:V6DOHC・3649cc
最高出力:231kW<314ps>/6700rpm
最大トルク:368Nm<37.5kgm>/5000rpm
ミッション:8速AT
タイヤ:235/55R20
価格:754万9200円(税込)

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