2017年2月10日、アウディAGからRS3スポーツバックの改良が発表された。このモデルは第87回ジュネーブオートサロン(2017年3月7日〜19日開催)でワールドプレミアされる。

最高出力400ps、0→100km/h加速4.1秒

2016年秋に開催されたパリオートサロンでは、最新仕様の5気筒ユニットが搭載された「RS3セダン」が発表され話題を呼んだが、新型RS3スポーツバックはそれに準じた変更が実施されている。

注目はやはり新しい2.5L 5気筒TFSIエンジン。最高出力は従来より33ps引き上げられてついに400psに到達、最大トルクも480Nmまでアップしている(従来は465Nm)。これにより0→100km/h加速は4.1秒と、もはやスーパースポーツカーレベルとなった。

画像1: 最高出力400ps、0→100km/h加速4.1秒

このエンジンの特徴は単にハイパフォーマンスということだけでなく、軽合金クランクケースの採用などによって約26kgもの軽量化を実現し、また可変バルブタイミング機構を利用してミラーサイクル方式の燃焼(アウディではこれをBサイクルと呼んでいる)を実現して、NEDC(欧州新燃費基準)で8.3L/100km(12.0km/L)という高効率を達成している。

画像2: 最高出力400ps、0→100km/h加速4.1秒
画像3: 最高出力400ps、0→100km/h加速4.1秒

外観デザインはさらに精悍なものになっている。ハニカムデザインのシングルフレームグリルはグロスブラックの立体的な形状に。また235/35R19タイヤを装着し、トレッドはフロントが20mm、リアが14mm拡大されている。

画像4: 最高出力400ps、0→100km/h加速4.1秒

インテリアではRS3専用のメーターパネルが目を惹く。バーチャルコクピットにはRSモデル専用のモードが設定され、センターにエンジン回転計を配置し、Gやタイヤ空気圧、過給圧などを表示することもできる。シートはナッパレザーのスポーツタイプが標準装備され、オプションでヘッドレスト一体型タイプも選択可能だ。

新型アウディRS3スポーツバックは2017年4月よりドイツで予約受付開始、デリバリーは7月からになる予定だ。スターティングプライスは5万4600ユーロ。日本導入についてのアナウンスはまだない。ちなみに、現行RS3スポーツバックの日本での車両価格は756万円。

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