フォルクスワーゲンの新フラッグシップ「Arteon(アルテオン)」は、「パサート」の上位機種として6月上旬からドイツ市場に投入される。流麗な5ドアフォルムで上質感をアピールするグランツーリズモの日本への導入が、ますます待ち遠しい。

サイズ、アピアランスまで、ルックスから「ビジネスクラス」

画像: アルテオンは後ろ姿もダイナミックで美しい。

アルテオンは後ろ姿もダイナミックで美しい。

圧倒的な存在感を放つ「アルテオン」だが、その威容は間違いなく、フォルクスワーゲンのブランドイメージを一気に高めてくれるハズだ。サイズ感はもちろん内外装のアピアランス、安全性能まで含めたパフォーマンスすべてにおいて、実質的にラインナップの頂点に位置してきたパサートCCをはるかに凌ぐ。

VWのデザイン部門を統括しているクラウス ビショフの言う、「人々の感性と理性に同時に訴えかける、アバンギャルドなビジネスクラスのグランツーリズモ」というコンセプトは、確かに伝わってくる。たとえばシルエットだけ見ても、ダイナミックなワイド&ローフォルムでエモーショナルな感性をみごとに刺激してくれる。

GTサルーンとしての快適性と安全性にもこだわる

画像: アルテオンにはジェスチャーコントロールなど、最先端のインターフェイスが採用されている。

アルテオンにはジェスチャーコントロールなど、最先端のインターフェイスが採用されている。

長いホイールベースとファストバックデザインの採用によって、5人がゆったりと過ごすことのできる室内空間が確保されている。先進のインフォテインメントシステムはもとより、速度制限のあるコーナーやラウンドアウトにも対応したアシスタンスシステムを搭載し、「理性」的なドライバーのワガママにも応えてくれる。

そうした「未来型」を謳うアシスタンスシステムは、3つの新たなエクノロジーで構成されている。進化型のACCは制限速度やルート情報などのデータを随時取得し、車速をより最適制御。進行方向路面を照らすダイナミックコーナリングライトは、GPS機能などを活用してより緻密で正確な配光制御が可能になった。ドライバーの異状を感知し、場合によってはセーフティゾーンへとクルマを自動的に導いてくれるエマージェンシーシステムも採用される。

日本導入に向けたカウントダウンは、すでに始まっているのか

画像: ガソリン仕様のTSI、ディーゼル仕様のTDI ともに3タイプずつが用意される。

ガソリン仕様のTSI、ディーゼル仕様のTDI ともに3タイプずつが用意される。

エンジンのバリエーションはガソリン、ディーゼルで、150psから280psまで6機種をラインナップ。ちなみに280psのモデルでは4輪駆動(4MOTION)が標準となる。「Elegance」「R-Line」の設定もあり。今のところ日本市場への導入時期に関して正式なコメントはないようだが、日本人の感性で見てもシンプルに「カッコいい!」と思えるスタイルの持ち主だけに、「待望!」の声が一気に盛り上がることは間違いないだろう。

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