お台場のクルマテーマパーク「メガウェブ」のヒストリーガレージ1階 モータースポーツヘリテージでは、6月25日まで日産ラリー車の特別展示を行っている。その栄光のラリー車3台を紹介していこう。

ダットサン 1000セダン「富士号」(1958年 オーストラリア一周ラリー クラス優勝車)

1958年8月20日〜9月7日に開催された、オーストラリア一周ラリー「モービルガス・トライアル」に、2台のダットサン 1000セダン(210型)が挑んだ。
日産はこのラリーが国際競技への初挑戦で、この富士号は19日間・1万6000kmを走破し、1000cc以下のエンジン搭載車のAクラスで優勝、総合でも完走34台中25位となった。

ブルーバード 1600SSS(1970年 東アフリカ サファリラリー 日本車初総合優勝車)

1970年の第18回東アフリカ サファリラリーにおいて、3代目ブルーバード 1600SSS(510型)をベースにしたラリーマシン(直列4気筒1595cc・130馬力)が、総合/クラス/チームの各部門を制し、国産車として初の3冠完全制覇を達成。日産自動車が同ラリーに初挑戦してから、8年目にしての快挙だった。

フェアレディ 240Z(1971年 東アフリカ サファリラリー 優勝車)

510型ブルーバードの後継モデルとして参戦した1971年の第19回サファリラリーで、初出場ながら見事に総合優勝を獲得。また、2位にも240Zが入り、日産のサファリラリー2年連続制覇を1-2フィニッシュで飾った。エンジンは、直列6気筒SOHC・2393ccのL24型を210馬力にチューンしたものを搭載。

なお、モータースポーツヘリテージでは、今までどおりトヨタの歴代WRCマシンも併せて展示されている。
これらのモデルについても、あらためて紹介していく予定だ。

画像: 以前に取材したときと配置は換わっていたが、7台のWRCマシンを展示していた。

以前に取材したときと配置は換わっていたが、7台のWRCマシンを展示していた。

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