SUBARUの屋台骨を支えるモデルがインプレッサだ。2016-17カー・オブ・ザ・イヤーも受賞し、アイサイトVer.3や歩行者保護エアバッグの標準装備など安全装備の充実もあり、人気を博しているモデル。そんなインプレッサ、いま買うのなら1.6Lエンジンモデルが良いのか、はたまた2Lエンジンがオススメなのか。インプレッサスポーツ1.6i-Lに乗って考える。
画像: 【試乗】いま、インプレッサを買うなら1.6L? それとも2L? 2017年6月

約20万円の価格差をどう考える?

新世代プラットフォーム「SGP(スバルグローバルプラットフォーム)」の採用による剛性感のある走りや、アイサイトVer.3の標準採用など安全装備の充実で人気のインプレッサ。いまやスバルの屋台骨を支えるモデルになっている。

では、1.6Lモデルと2Lモデルはどちらがオススメなのか。今回はインプレッサスポーツ1.6i-Lアイサイトに乗ってそれを考えてみる。

FFモデルで考えてみると、この1.6Lは192万2400円。同グレードの2Lは216万円と、その価格差は20万円弱。この価格差をどう捉えるかがカギとなってきそうだ。

エクステリアでは、1.6Lと2Lモデルに差別化はない。唯一、1.6Lはアルミホイールが16インチ(2L モデルはグレードにより17/18インチ)なので、違いがわかる程度。エンブレムなども一緒だ。
室内も同様。シートの材質やインパネのパネル材質は異なるものの、1.6Lモデルでも質感の高さを感じる。

画像: 正直、外観の1.6ℓモデルと2ℓモデルの差は少ない。タイヤのインチ数は異なる。

正直、外観の1.6ℓモデルと2ℓモデルの差は少ない。タイヤのインチ数は異なる。

画像: 本革巻きステアリング&シフトノブはオプション。カーナビもオプション設定となる。

本革巻きステアリング&シフトノブはオプション。カーナビもオプション設定となる。

もちろん安全デバイスもそう。アイサイトや歩行者保護エアバッグなどスバルらしい最新装備はどちらも標準となる。そんなモデルが200万円を切る車両価格なのだから、お得感も高い。

不足感はないが2Lモデルほど余裕がない1.6L

ただこの1.6Lに乗ると、パワーの不足感はないものの、2Lモデルほどの余裕もない。 燃費は2L同グレードの17.0km/Lに対し18.2km/Lと、1.6Lモデルの方が若干上回ってはいるが、もどかしくない加速を得ようとするとどうしてもアクセル踏み込み量が多くなり、結果として、高速走行中心だった今回のドラコン燃費は13.2km/Lと、決して褒められるような数字ではなかった。

画像: 115ps/148Nmを発生するFB16型対向4気筒エンジン。JC08モード燃費は18.2km/ℓ。

115ps/148Nmを発生するFB16型対向4気筒エンジン。JC08モード燃費は18.2km/ℓ。

2Lも自然吸気エンジンなので、それほど優れたパワー/トルクとは感じないが、それでも自分の意思とクルマの動きが一体化しているような感じで、加減速に対しても素直な走行フィールを持っている。
 
ということで、ボクのオススメは2Lモデル…という結論に達した。

インプレッサスポーツ1.6i-Lアイサイト 主要諸元

●サイズ=4460×1775×1480mm ●車両重量=1300kg ●エンジン=対向4DOHC 1599cc ●最高出力=115ps/6200rpm ●最大トルク=148Nm/3600rpm ●JC08モード燃費=18.2km/ℓ ●192万2400円

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