コンチネンタルから新たに発売されたプレミアムコンタクト6(PC6)。その名前から想像すると、ブリヂストン・レグノやダンロップ・ビューロなどをライバルとする「プレミアムコンフォートタイヤ」のようだが、乗ってみてどうなのか? モータージャーナリストこもだきよし氏が、スペインで試乗した。

この代から名前のアタマの「コンチ」が取れた

 コンチネンタルから「プレミアムコンタクト6(PC6)」が発売された。先代は「コンチプレミアムコンタクト5(CPC5)」と呼ばれたが、最近は頭の“コンチ”が取れた表示に変わっている。

タイヤの詳細は以下のとおり。

サーキットで開催された試乗会

スペインのサーキット・モンテブランコで試乗したので、インプレッションをお伝えしよう。

画像: スペイン・モンテブランコサーキットでのPC6試走会の様子。

スペイン・モンテブランコサーキットでのPC6試走会の様子。

コンチネンタルは自動車機器の大手サプライヤーでもあるが、ゴム部門はドイツ最大のタイヤメーカーとして君臨する。多くのカーメーカーに純正採用されていることでも知られる。

今回の試乗会がサーキットで開催されるというのは、PC6には似合わないのかと思ったが、実際にサーキットを走ってみて、そのグリップの強さに驚いたし、周辺の一般道の試乗では快適性のレベルの高さにも驚いた。新しいPC6は単なるコンフォートタイヤではなくなったのだ。

サーキット走行では様々なクルマに乗れたが、ゴルフGTI、メガーヌR.S.(ともに225/40R18)、スバルWRX STI(245/40R18)では、ほとんどタイムアタックのようなハードな走りも体験でき、しっかりとしたドライグリップを味わうことができた。これは先代のCPC5とは大きな変化だ。

回頭性の良さと軽快なコーナリング

画像1: 回頭性の良さと軽快なコーナリング

先代CPC5も限界付近でのコントロール性が良いのでワインディングロードでも扱いやすいタイヤだったが、新PC6ではよりクルマが軽くなったような回頭性の良さと軽快なコーナリングを味わえるようになった。

サーキットで周回を重ねた後のタイヤの磨耗をチェックしたが、荒い路面で痛めつけられているかと思ったが、多少ゴムが溶けたような跡はあったものの、磨耗状態は綺麗だった。プレミアムコンタクトの名前から想像できない走るタイヤに変身した。

PC6のテーマである「快適性の新しいレベル」は一般道の試乗でチェックした。クルマはメルセデス・ベンツE220dで新旧比較試乗をした。荒れた舗装路のロードノイズの小ささと凹凸を通過するときのマロヤカさは、プレミアムと呼ぶにふさわしい快適性で、高級車も満足できるレベルに仕上がっている。

画像2: 回頭性の良さと軽快なコーナリング


This article is a sponsored article by
''.