レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ 2017の第5戦はロシアのカザンで開催され、C.チャンブリス選手がブタペスト大会に続き、2連勝を飾った。

室屋選手は1回戦で敗退、総合ランキングは2位に。

究極の三次元モータースポーツ、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ。2017年シーズンの第5戦決勝は7月24日にロシアのカザンで開催され、カービー・チャンブリス選手(アメリカ)がブタペスト大会に続き、2連勝を飾った。
アジア人唯一のマスタークラス・パイロットである室屋義秀選手は、天候の影響により集中力を欠いてしまい、パイロンヒット(+3秒)と、エアゲートを規定の姿勢で通過できずにインコレクト・レベル(+2秒)による計5秒間のペナルティが加算されたことで、1回戦のラウンド・オブ・14で残念ながら敗退した。

画像: ロシアの「スポーツの首都」として知られるカザンのコースを飛ぶ、チャンブリス選手。

ロシアの「スポーツの首都」として知られるカザンのコースを飛ぶ、チャンブリス選手。

この結果、2連勝したチャンブリス選手が単独首位、室屋選手が1ポイント差で2位、マーティン・ソンカ選手が同じく39ポイントで3位と、わずか1ポイントの中にトップ3がひしめき合う混戦状態となっている。

画像: カザンのコースを飛ぶ室屋選手と愛機エッジ540 V3。

カザンのコースを飛ぶ室屋選手と愛機エッジ540 V3。

室屋選手は「レーストラックに入る前の待機中にかなり雨が強く、ハンガー(格納庫)の方角もかなり雲が下がってきており、レース後の帰りのことを心配し始めるとだんだんレースへの集中が途切れてしまいました。飛んでいる間もやはり100%集中できていなかったので、こういう結果になったのだと思います」とコメントした。

画像: 雨のせいで集中力を欠いて、残念ながら1回戦で敗退した室屋選手。

雨のせいで集中力を欠いて、残念ながら1回戦で敗退した室屋選手。

次戦は、9月2日(土)・3日(日)にポルトガルのポルトで開催される。室屋選手は「十分に休養を取ることも含めて、自分の体をもう一度セットアップしたいです。頭も体も、もう少しシャープにしてポルトに入りたいと思います」と再スタートを誓った。
室屋選手の巻き返しに期待しよう!

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