7月30日F1第11戦ハンガリーGPが行われ、セバスチャン・ヴェッテル(フェラーリ)がポールポジションから今季4勝目をあげた。2位にキミ・ライコネン(フェラーリ)が入り、フェラーリの1-2フィニッシュとなった。ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は4位だった。
フェラーリがハンガリーGP を制す
予選でフロントロウを独占したフェラーリが最後までリードを守り切り、見事に1-2フィニッシュを飾った。抜きにくいと言われるハンガロリンクサーキットで予選の結果が大きなポイントとなるのは、どのチームもわかっていること。予選でパフォーマンスを発揮したフェラーリの速さが光った。予選セカンドロウを占めたメルセデスAMG勢も、順位を入れ替えながらフェラーリをプッシュしたが、及ばなかった。
一方、その後ろ、サードロウからスタートしたレッドブルの2台はスタート直後にチームメイト同士が接触する失態。みすみす上位にチャレンジするチャンスを失ったのは悔やまれる。
これにより、ドライバーズ部門ではセバスチャン・ヴェッテル(フェラーリ)がルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)に14ポイント差をつけてリード。コンストラクターズ部門ではメルセデスAMGがフェラーリに39ポイント差をつけている。長いF1シーズンも、ハンガリーGPを終えて夏休みに入る。3週間後の8月27日、ベルギーGPで状況はどのように変わっているのか。そして、シリーズはどう進んでいくのか、興味深い。
マクラーレン・ホンダがついに目覚めた
ハンガリーGPで大きな注目を集めたのはマクラーレン・ホンダの台頭。予選で7-8番手を獲得、つまりフェラーリ、メルセデスAMG、レッドブルに次ぐ快走を見せたのだ。決勝でもその勢いは衰えず、フェルナンド・アロンソが6位、ストフェル・バンドーンが10位に入賞。これまでなかなかポイントすら獲得できなかったが、なにかを摑んだようだ。後半戦はシリーズの主役を脅かす存在になるかもしれない。